▼第6試合 バンタム級 5分3R
×加藤ケンジ(同級世界10位/K.O.SHOOTO GYM)61.1kg
[3R 4分17秒 KO]
〇スソン(KRAZY BEE)61.1kg
加藤は、RIZINで山本アーセンにKO勝ちするなど打撃の強さを見せたが、2022年は2月にダイキ・ライトイヤーにKO勝ち後は、9月に後藤丈治に打ち負け、2023年1月の開幕戦ではロイベ・デ・オリベイラ・ネイトに2R TKO負けと2連敗。1年ぶりの白星を掴めるか。
スソンは、プロ4勝無敗。ITF系「世界Jrテコンドー選手権大会U18組手-63kg級ベスト8」の実績を持つスソンは、格闘代理戦争を経て、TTF CHALLENGE 08で真人ガーZを1R パウンドアウトすると、2022年4月のPOUND STORMで宇佐美秀メイソンにスプリット判定勝ち。
修斗では2021年7月にトライアウトルールで村山大介に判定負けも、プロでは2022年9月に齋藤翼に判定勝ち。2023年3月の前戦では 榎本明をリアネイキドチョークで極めている。
バンタム級注目のストライカー対決を制するのは遠州の用心棒・加藤か、KIDの弟子・スソンか。
加藤ケンジ「明日はセコンドにアーセンは来ますか? 来ない? 会場には来る。まあ、アーセンをブッ飛ばしたときのように普通にブッ飛ばして勝ちたいと思います。応援よろしくお願いします」
スソン「自分にとって最大の難関をまずクリアできました。明日は今まで一番、スリリングでエキサイティングな試合ができることを望んでいます。明日は皆さん楽しみにしていてください」
1R、サウスポー構えの加藤にスソンは遠間からサイドキック、右ミドル。飛び込み。首相撲ヒザ狙い。加藤は内・外のローを当てて、その入りに左を狙う。
2R、互いに慎重な展開のなか、蹴りをジャブのように使うスソン。右ボディストレート、右ローは加藤。スソンは左前手のフックを狙うが加藤も警戒。ともにスイッチから加藤は左フックをガード上に叩く。
3R、加藤の飛び込みに左を2度合わせて尻もちを着かせるスソンは、立ち上がる加藤を詰めて左ストレート! 下がる加藤を詰めるスソンは加藤の左右にカウンターの右でダウンを奪い、3R 4分17秒、KO勝ち!
ランカーの加藤を倒し、安藤達也、川原波輝とハグをかわしたスソンは、「ウォー。今回の試合、いろんな皆さんの後押しで頑張れました。強い選手で絶対に油断するなと言われていて、昨日、『アーセンみたいにブッ飛ばす』と言われてカチーンと来て、なめんじゃねえよ、テメエみたいなやつに負けるわけねーだろ。この後、バンタムの藤井×竹中、こんな試合じゃあまだまだだけど、どっちが強いか見てください」と語った。