▼第8試合 フライ級 5分3R
〇山内 渉(同級世界1位/FIGHT FARM)56.7kg
[1R 1分10秒 TKO] ※右ストレート→パウンド
×ヤックル真吾(同級世界3位/T-REX柔術アカデミー)56.5kg
山内は、デビュー以来負けなしの5連勝で世界1位。
2021年7月に植木令和新を三角絞めで極めると、11月に高橋 SUBMISSION 雄己に判定勝ち。2022年3月に大竹陽、7月に内藤頌貴をいずれも判定で下すと、2022年11月の清水清隆戦では1R 44秒 KOで引導を渡している。
フライ級を代表する選手を立て続けに撃破し、文句なしにタイトルに最も近いファイターといえる。
その山内の前に立ちはだかるのが九州・宮崎から参戦する世界3位のヤックル真吾。
GLADIATORでは苦杯をなめたものの、4月の沖縄大会では上位ランカーの宮城友一(DROP)を右アッパーを効かせてからのパウンドでKO勝利し、一躍トップ戦線に躍り出た。“アウェー上等”の意地で“聖地”後楽園行きを掴み取ったヤックルが山内の首を狙う。
山内 渉「しっかり仕上げてきたんで、しっかり勝ってタイトルマッチに繋げたいと思います。応援お願いします」
ヤックル真吾「お前、誰やねん、という感じになっていると思うので、明日はしっかりフィニュシュしてみんなに名前を覚えてもらいたいと思います」
1R、右を振って左で小手に巻いて内またで投げたヤックル。上を奪うと、腰を抱いていったんは山内に背中を着かせるが、ケージを蹴って足を戻した山内は立ち上がり。右ストレートに、ヤックルの動きが止まり、さらに左にダウン! パウンドにレフェリーが間に入った。
1分10秒、衝撃TKO勝ちを決めた山内は、「年内にベルトが欲しいんで、誰でもいいのでタイトルマッチをやらせてください。どうせやるなら一番強い選手とやりたいので、実質フライ級1位の新井丈選手(現ストロー級王者)、お願いします」と語った。