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【RIZIN】王座剥奪のクレベルが鈴木千裕を腕十字葬で「次タイトルマッチを」、矢地がゼインに完勝、上田が関根をMMA空手でKO、“怪物くん”鈴木が西谷を失神TKO、ヒジ打ち梅野に鈴木が跳びヒザKO勝ち、木村がダリを衝撃KO! 久保が木下に競り勝ち

2023/06/24 12:06

▼第11試合 ヘビー級(120.0kg)5分3R
×関根“シュレック”秀樹(ボンサイブルテリア)118.85kg
[TKO 1R 0分22秒]※レフェリーストップ
〇上田幹雄(BRAVE)109.80kg



 関根のキン肉マンマスクは「大江戸隊カラーのフェニックス」バージョン。



 上田は高校時代から頭角を表し、2013年第30回全日本ウェイト制空手道選手権大会軽重量級優勝、2015年第11回全世界空手道選手権大会第6位、2018年第50回全日本空手道選手権大会優勝などの実績を収め、2019年11月に開催された「第12回全世界空手道選手権大会」で24歳にして優勝。2003年に開催された第8回大会以来、実に16年ぶりに空手母国である日本に世界王座を奪還。2021年4月には極真最大の荒行・百人組手にも挑戦した(60人でドクターストップ)。



 その後、2021年8月31日をもって退会したことを極真会館が発表。9月5日には幕張ベイパークアリーナにて開催された『GRACHAN 50』でMMA転向を正式表明し、2022年4月のRIZINでデビュー戦を迎えたが、引退試合の高阪剛にTKO負け。2戦目はGRACHANで行い、12秒でKO勝ちを収めた。



 RIZINでの活躍でお馴染みの関根“シュレック”秀樹は、山梨学院柔道部出身。卒業後、静岡県警で機動隊や暴力団担当の刑事を務め、ボンサイブルテリアジムでブラジリアン柔術を習得。2009年にMMAデビュー後、7連勝で2016年12月に『ONE Championship』に参戦。ONE世界ヘビー級王者ブランドン・ベラとの試合に向け、43歳にして警察官という安定した職を捨て、プロ格闘家に転向した。柔術、グラップリングでも実績を残しながら、プロレスのリングでも活躍。全日本、ハードヒット、リアルジャパンといったリングでも人気を博している。



 2020年2月にはRIZINのリングにも上がりロッキー・マルティネスにTKO負けを喫したが、2021年大晦日にシビサイ頌真を2RでTKO、2022年4月にはスダリオの双子の弟・貴賢神にもTKO勝ち。7月に念願のスダリオ剛戦を実現させるも1R 53秒でマットに沈んだ。12月は『INOKI BOM-BA-YE×巌流島』に出場し、極真会館『第9回全世界空手道選手権大会』準優勝のヤン・ソウクップに転落3回の一本勝ち。2023年4月には『KNUCKLE'S 15』でどんくまに腕十字で勝利した。




 1R
、ともにオーソドックス構え。先に圧力をかけるのは上田。左下段蹴りから、左中段蹴り、その蹴り足をマットに着いてすぐに左三日月蹴りを腹に突く上田。組みつきにきた関根に右ヒザを当てると、空手の移動で右にステップして左ヒザ!

 関根を剥がして、左の蹴りの連打から、ガードする関根に左右の突き。右に逃れようとする関根に左の上段の蹴り! 関根はゆっくりと崩れて両手をマットに着いてダウンした。



 左の蹴りの連打、相手の組みを切っての横移動してのヒザと、近い間合いのフルコンタクト空手をMMAで見せた上田は、「自分は空手の強さを証明したいと思います。ヘビー級で世界のトップに行きたいと思います。自分なら出来ると思います」と力強く語った。

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