▼第4試合 RIZIN MMAルール 5分3R(93.0kg)※ヒジあり
○ジェイク・ヒューン(92.85kg/米国/Unit 27)
[3R 2分19秒 TKO]※マウントからのヒジでレフェリーストップ
×ビタリー・シュメトフ(90.25kg/ロシア/USSR FIGHTERS)
シュメトフは7歳から兄セルゲイと共にムエタイ、サンボに取り組み、総合格闘技とキックボクシングのローカル大会でキャリアを重ねてロシアのムエタイ王者にも2度輝いている。2006年の8月と10月には『MARS』(2008年に活動停止)に参戦し、日本で2試合を行った。元極真空手でK-1ファイターのニコラス・ペタスと1年間トレーニングを積んだ経験もある。
2017年からSNSで再三に渡ってRIZINにラブコールを送ったことがマニアックな人気を博し、アポなしのRIZIN事務所への突撃訪問、RIZIN.15の前日公開計量や大会当日の乱入などの活動が実って、遂にRIZIN初参戦の切符を手に入れたのだ。
対するヒューンはレスリングをバックボーンに持ち、2011年4月にMMAでプロデビュー。UFCの登竜門リアリティショー『TUF』に出場するがUFC参戦はかなわず、WSOFで活躍。2017年にはROAD FCにも参戦した。2018年9月からはRIZINに参戦し、イリー・プロハースカには敗れたものの6月のロッキー・マルティネス戦では勝利。ド派手な殴り合いを信条としている。
1R、ともにオーソドックス構え。ヒューンの左ハイをブロックするシュメトフ。さらに回転してのバックフィストはシュメトフ。ブロックするヒューンも下がりながら左を狙う。
サウスポー構えにスイッチするヒューン。さらにオーソに戻すとシュメトフは右の後ろ廻し蹴りを当てる。バランスを崩したヒューンだがダブルレッグからテイクダウン! ハーフで潜るシュメトフをヒジで剥がすがサッカーキックにはシュメトフに立たれる。
左ミドルはシュメトフ! さらにシングルレッグに入るが、ヒューンはスイッチからバックを取り返すと上に。ハーフからヒジを落とし、鼻血を誘うと、実力差を感じたか自ら離れてスタンドを望む。
2R、ともにオーソドックス構えから。左ローはヒューン。さらに左フック。シュメトフのバックフィストは遠い。ヒューンのローブローで中断。再開。
歩きながら左ミドル打つヒューン! さらに詰めて右ボディ、首相撲からヒザの連打。クリンチアッパー連打とコーナーに詰まり防戦一方となるシュメトフ。しかしシュメトフのヒザがローブローに。再び中断。
インターバル後、再開。左ジャブ、左ミドルを掴んで倒すシュメトフ、ヒューンの立ち際にシュメトフはサッカーキックを打つ。そこでスイッチが入ったか。ヒューンは左を振ってコーナーに詰めてダブルレッグをリフトしてテイクダウン! パンドからサイド奪いアメリカーナを狙うが、極まらず。マウントに移行しパウンド。脇を開けさせるがゴング。
3R、シュメトフのバックフィスト、ハイキックをブロックしたヒューン。今度はヒザを着いての低いダブルレッグテイクダウン! すぐにマウントを奪うと、ヒジ打ち! 左目上をカットし出血したシュメトフ。レフェリーがストップした。