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レポート

【GLORY】オサロがプラチバットに番狂わせKOでヘビー級暫定王者に、カバベが友人のアミンを非情にKOしてライトヘビー級暫定王者に、ウィッセが完ぺきな技術でオズカグライヤンを寄せ付けずミドル級王座V2、セメリアがウェルター級王座V2

2023/06/18 02:06

▼第3試合 ヘビー級 3分3R
〇ナビル・ハチャブ(モロッコ/同級8位)
判定5-0 ※30-27×5
×ウラジミール・トクタシノフ(ドイツ)


 ハチャブは“ザ・タンク”の異名を持ち、134kgの巨漢ながらよく動く。2023年2月のGLORY初参戦ではウク・ユルジェンダルに勝利も、2023年3月の2戦目ではソフィアン・ラドウーニに敗れた。バダ・ハリとは同門。トクタシノフは51勝(28KO)18敗の戦績を持つベテランで、2019年12月にはMMAにも挑戦したが敗れている。GLORYには初参戦。


 1R、ハチャブはいつも通り両腕ガードを固めつつ、気合いの声を発しながらワンツー、左右フック、右アッパーを繰り出す。トクタシノフは左ボディと右ロー。ハチャブはそのアンコ型の巨体に似合わず手数が多く、攻撃の回転も早い。どんどん前に出るハチャブがパンチのコンビネーションを回転させ、右ローにつなぐ。ローもボディも攻めるハチャブにトクタシノフはワンツー、左ローで迎え撃つが、圧倒的な手数に押された。


 2Rもハチャブがジャブ、ワンツー、左ボディと攻めていき、右カーフでトクタシノフが下がると一気に右カーフ&右ローでラッシュをかける。ダウンまで結びつくと思われたがハチャブは一度離れてワンツー、飛びヒザ。トクタシノフはボディへパンチを繰り出すも、ハチャブはすぐにワンツー、ヒザで反撃。肩で大きく息をするトクタシノフは右フックを放つも、すぐにハチャブの連打につかまる。


 3R、パンチのコンビネーションから右ローにつなぐハチャブ。トクタシノフもワンツーから左右フックを繰り出す。かなり疲労しているトクタシノフだが、ハチャブの攻撃を受けながらも単発で返してくる。ハチャブもさすがに疲れたか、前に出てコンビネーションを繰り出すが手数は減ってきた。


 判定は5-0で最後まで前に出て攻め続けたハチャブがフルマークで勝利を収めた。

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