▼第3試合 ヘビー級 3分3R
〇ナビル・ハチャブ(モロッコ/同級8位)
判定5-0 ※30-27×5
×ウラジミール・トクタシノフ(ドイツ)
ハチャブは“ザ・タンク”の異名を持ち、134kgの巨漢ながらよく動く。2023年2月のGLORY初参戦ではウク・ユルジェンダルに勝利も、2023年3月の2戦目ではソフィアン・ラドウーニに敗れた。バダ・ハリとは同門。トクタシノフは51勝(28KO)18敗の戦績を持つベテランで、2019年12月にはMMAにも挑戦したが敗れている。GLORYには初参戦。
1R、ハチャブはいつも通り両腕ガードを固めつつ、気合いの声を発しながらワンツー、左右フック、右アッパーを繰り出す。トクタシノフは左ボディと右ロー。ハチャブはそのアンコ型の巨体に似合わず手数が多く、攻撃の回転も早い。どんどん前に出るハチャブがパンチのコンビネーションを回転させ、右ローにつなぐ。ローもボディも攻めるハチャブにトクタシノフはワンツー、左ローで迎え撃つが、圧倒的な手数に押された。
2Rもハチャブがジャブ、ワンツー、左ボディと攻めていき、右カーフでトクタシノフが下がると一気に右カーフ&右ローでラッシュをかける。ダウンまで結びつくと思われたがハチャブは一度離れてワンツー、飛びヒザ。トクタシノフはボディへパンチを繰り出すも、ハチャブはすぐにワンツー、ヒザで反撃。肩で大きく息をするトクタシノフは右フックを放つも、すぐにハチャブの連打につかまる。
3R、パンチのコンビネーションから右ローにつなぐハチャブ。トクタシノフもワンツーから左右フックを繰り出す。かなり疲労しているトクタシノフだが、ハチャブの攻撃を受けながらも単発で返してくる。ハチャブもさすがに疲れたか、前に出てコンビネーションを繰り出すが手数は減ってきた。