▼第5試合 ライトヘビー級 3分3R
×フェリペ・ミケレッティ(ブラジル/同級3位)
判定0-5 ※27-30×2、28-29×3
〇イブラヒム・エル・ボウニ(オランダ/同級5位)
ミケレッティは南米のWGPでアレックス・ペレイラ(現UFCミドル級王者)ともキャリア初期に対戦し、2013年3月にはWGPスーパーコンバットヘビー級トーナメント優勝。2014年9月にはWGPのブラジル -94kg王者、2016年8月にはWKN世界K-1ルール・スーパークルーザー級92.5kg級王座を獲得。2018年3月にはWAKOプロ世界ローキックルール94.2kg王座も獲得した。2018年10月よりGLORY参戦を果たし、2勝をあげたが以後は3連敗。崖っぷちで迎えた2023年3月のノルディン・マヒディンヌ戦で、得意のヒザ蹴りでダウンを奪っての勝利で連敗脱出した。戦績は17勝(5KO)10敗。
ボウニはメルヴィン・マヌーフの弟子で、2017年2月のK-1に初来日。当時、国内ヘビー級のトップに君臨していた上原誠に2RでKO勝ちを収めると、同年11月の「初代ヘビー級王座決定トーナメント」に参戦。1回戦でKOICHI、準決勝でロエル・マナートに連続KO勝ちという攻撃力の高さを見せつけたが、決勝ではアントニオ・プラチバットに判定負けして準優勝に終わった。その後は2018年7月から『ONE』に参戦し、初戦は勝利もタリク・ケバベス、アンドレイ・ストイカに連敗してONEを離脱。2022年6月からGLORYに参戦してマルシアーノ・ブングワンダスに勝利し、9月にはRISEで清水賢吾と1勝1敗のバダ・フェルダオスにも勝った。前戦は11月にムハマド・バリにKO勝ち。戦績は40勝(22KO)8敗1分。
1R、真っ直ぐなジャブからステップインしての右ストレートを繰り出すボウニ。ミケレッティはステップを踏みながらロー、ミドルを蹴ってパンチのタイミングをうかがう。一方のボウニは真っ直ぐに入り込むワンツーで積極的に攻める。ミケレッティは右カーフ。ボウニのワンツーには右フックを合わせに行く。しかし、ボウニのワンツーにコーナーへ詰まる場面も。
2R、ボウニの鋭いワンツーにミケレッティは右目上をカットして流血。ストップを警戒してか前に出るミケレッティにボウニは右フック。ミケレッティは右ローからのパンチを繰り出そうとするが、ボウニがジャブを先に当てに行く。攻撃を仕掛けていくミケレッティをボウニはバックステップでかわしていった。
3R、ミケレッティの右ローに右フックを合わせるボウニ。ミケレッティは右フックや左ボディで攻めていくが、ボウニはステップを使ってその攻撃をかわし、ワンツーを当てていく。左右フック、ハイキックを繰り出すミケレッティだがボウニは当てさせない。最後にボウニがワンツーで攻める姿勢を見せて印象付け、判定5-0で上位ランカーのミケレッティを破った。