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2023年8月26日(土)、シンガポール・インドア・スタジアムにて、『UFCファイトナイト:ホロウェイvs.ザ・コリアンゾンビ』、翌27日に『ROAD TO UFC シーズン2』準決勝の開催が決定した。
メインイベントでは元UFC世界フェザー級王者で、現在ランキング2位につけるマックス・ホロウェイ(米国)と、7位の“ザ・コリアンゾンビ”ことジョン・チャンソン(韓国)が対戦する。
ホロウェイは、2022年7月の『UFC 276』で王者アレクサンダー・ヴォルカノフスキーとラバーマッチを行うも5R 判定負けで王座奪還ならず。しかし、2023年4月に、当時UFC10連勝中だったアーノルド・アレンを終始圧倒し、判定勝ちで再起を遂げている。
対するチャンソンは、2021年6月にダン・イゲに判定勝ちで、2022年4月の『UFC 273』で王者ヴォルカノフスキーに挑戦。4R TKO負けで王座獲得に失敗している。今回は1年4カ月ぶりの再起戦となる。3位にブライアン・オルテガ、4位にアレン、5位にジョシュ・エメット、6位にカルヴィン・ケーターがランクされるフェザー級で、1位のホロウェイを倒せば再び王座戦線に返り咲く、アジアでのランキング戦だ。
次の試合についてご紹介させていただきます
— 中村倫也 Nakamura Rinya (@rinkuru0323) June 1, 2023
8/26
UFC fight night series on Asia(to be decided)
vs Fernie Garcia
ここを乗り越えてまた新しい自分に出会えるよう、魂を研ぎ澄ませていきます。
自分の中の愛を当日は爆発させます。
お楽しみに!!!#mma #ufc #rinyanakamura pic.twitter.com/iaietuwMAQ
また、『ROAD TO UFC シーズン1』バンタム級決勝戦で、風間敏臣に勝利し、UFC契約を獲得(※風間もUFCと契約)した中村倫也(フリー・28歳)のUFC本戦デビュー戦も行われる予定。
レスリングでU-23世界選手権61kg優勝などの実績を持つ中村は、MMAデビューから7戦全勝、6試合でフィニッシュ(5KO・1一本)勝利している。
対するファーニー・ガルシア(メキシコ・31歳)は、ボクシングベースの柔術紫帯。MMA10勝3敗(1KO・3一本)でLFAなどで活躍し、2021年の「Contender Series」で1R KO勝ちでUFCと契約。しかし、本線では2試合で判定負けでまだ白星が無い状況だ。
『UFCファイトナイト』は8月26日(土)現地時間17時(日本時間18時)にプレリムがスタート。同20時(同21時)よりメインカードの予定。
鶴屋怜、上久保周哉、神田コウヤ、原口伸がシンガポールで準決勝へ
そして、そのチャンソンの弟子チェ・ソングクもフライ級で出場する『ROAD TO UFC シーズン2』の準決勝が、翌27日(日)現地時間16時(日本時間17時)から同所にて開催。5月の1回戦では各階級4名が準決勝に駒を進めている。
現在、日本からはフライ級で鶴屋怜、バンタム級で上久保周哉、フェザー級で神田コウヤ、ライト級で原口伸の4選手が1回戦を勝ち上がっており、準決勝ではどんな相手と対戦するか。各階級の優勝者は、UFCとの契約を勝ち取ることになる。
UFN含め、両日の対戦カードは後日発表される。
シンガポール開催のUFCイベントはこれで5回目。2022年6月に開催された『UFC 275:テイシェイラ vs. プロハースカ』は東南アジア初のUFCペイ・パー・ビューイベントとして、シンガポール・インドア・スタジアムの最多入場者数記録を樹立している。
◆ケビン・チャン(UFCシニアバイスプレジデント兼UFCアジア太平洋地域統括責任者)
「シンガポールの忠実なファンに対して、さらに期待と興奮をもたらすイベントを開催できることを楽しみにしています。このダイナミックな都市を紹介する素晴らしい機会になると確信しています。将来のUFC殿堂入りが確実視されている2人のスターが初めて対戦する今回のメインイベントのカードは間違いなく時代を彩る一戦となることでしょう。STBの継続的なサポートに深く感謝申し上げます」
◆オン・リン・リー氏(シンガポール政府観光局スポーツ健康部エグゼクティブディレクター)
「UFCがシンガポールで継続的にイベントを開催してくださることで、シンガポールがこの地域におけるワールドクラスのスポーツ、ならびにレジャーイベントの中心地であるという地位が強化されていると感じています。昨年の成功をもとに、充実した8月の週末をお届けし、UFCファイターやファンに、ダイナミックで活気のあるシンガポールの魅力を堪能していただけることを心待ちにしております」
◆シェティル・アンドジェム氏(トレジャリー・ワイン・エステーツ最高マーケティング責任者/CMO)
「19 Crimesが、UFCがシンガポールで開催するファイトナイトのプレゼンティングパートナーに選ばれたことをうれしく思います。19 Crimesと同じように、UFCも従来の枠組みや期待に挑戦する勇敢な人々の物語を称えており、今後は共に、伝統的なワインとMMAの世界に革新をもたらし続けたいと願っております」
◆アダム・ウィルクス氏(AEGアジア太平洋支社 代表取締役兼CEO)※シンガポール大会公式イベントプロモーター
「AEGは2023年にUFCとのパートナーシップを継続できることを光栄に思っています。2022年に開催したUFC 275は完売という成功を収めており、周辺地域の格闘技ファンがこの世界クラスのイベントを待ち望んでいることは重々承知しております」