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レポート

【ROAD TO UFC】鶴屋怜が父ゆずりのVクロスで一本勝ち! 7戦無敗全フィニッシュ勝利に。神田コウヤが熱戦制す。SASUKEはTKO負け

2023/05/27 19:05

▼フライ級 5分3R
〇鶴屋 怜(日本)7勝0敗(126lbs/57.15kg)
[2R 1分19秒 Vクロス]

×ロナル・シアハーン(インドネシア)7勝1敗(126lbs/57.15kg)

 2021年2月にプロMMAデビューした鶴屋は、DEEPで久保健太を1R TKOに下すなど3連勝後、2022年4月にPANCRASEに戦場を移すと、秋葉太樹を1Rリアネイキドチョーク、2022年9月に上田将竜を1R TKOに下し、2022年12月に王者・猿飛流に挑戦。2R、リアネイキドチョークで一本勝ちで、20歳でPANCRASEのベルトを巻いている。

 UFC出場を目指してきた鶴屋は、同級で練習仲間でもある平良達郎と同じ米国大手スポーツエージェントのイリディアム・スポーツ・エージェンシーと契約をかわしており、これまで1発勝負のコンテンダーシリーズなどへの出場も視野に入れてきたが、同シリーズの日本人への門戸が狭まるなか、『ROAD TO UFC』フライ級トーナメント出場を決めた。今回は、父の鶴屋浩代表と岡田遼がセコンドにつく。

 対するロナル・シアハーンはOne Pride MMA Fight Nightで7勝無敗。

 1R、シアハーンのワンツーにシングルレッグテイクダウンは鶴屋。すぐにサイドを奪い、左で脇を差してマウント、ブリッジするシアハーンに、鶴屋はシングルバックからツイスター!

 極まらないとみるやトップに移行。マウントから脇を開けるシアハーンに4の字ロックでヒジ打ち、パウンド。後ろを向いたシアハーンにチョーク狙いから、またもシングルバック。サイドを奪い、パウンド。

 金網使い立つシアハーンをボディロックから後方に投げてパウンド連打! ここも凌ぐシアハーン。残り20秒、背後から4の字ロックでネッククランクもタップは奪えず。

 2R、ともにサウスポー構えから。中央を取る鶴屋は低いダブルレッグから両脇差し。肩パンチから、シアハーンが左で指し返してくるとすかさず首投げテイクダウン。袈裟固めから、父・鶴屋浩代表ゆずりのVクロスでタップを奪った!

 試合後、鶴屋は「とりあえず一本で勝ててよかったです。全試合一本で勝つので。僕がチャンピオンになりますんで。“今日は僕の日だ!”」と最後は英語で咆哮した。シアハーンはMMA初黒星。

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