▼第6試合 RISE QUEENバンタム級(-55kg)王座決定トーナメント 準決勝 3分3R延長1R
〇聖愛(魁塾/フライ級6位、初代WMC女子日本スーパーフライ級王者)54.85kg
判定3-0 ※30-28×3
×神谷優良(KKC/全日本フルコンタクト空手2021軽重量級3位)54.55kg
※聖愛が決勝戦へ進出。
聖愛は関西の名門・魁塾所属の女子大生ファイター。2020年2月にNJKFミネルヴァ・スーパーフライ級タイトルマッチに勝利して高校生の内にチャンピオンになるという目標を達成した。2021年2月の『ミネルヴァ』では初防衛に成功。2022年3月にはムエタイルールに挑みRINAに判定勝ちして初代WMC女子日本スーパーフライ級王者となった。10月にフライ級から階級を上げてRISEで村上と対戦も判定負け。RISEでは初戦こそ勝利したものの、陣内まどか、YAYAウィラサクレック、KOKOZ、村上悠佳に敗れ4連敗中。戦績は10勝(2KO)5敗2分。
神谷は幼き頃からフルコンタクト空手の試合に出場し、JFKOやJKJOなど多くの大会で実績を残した。KWF国際オープントーナメント世界カラテグランプリでは中量級で準優勝。2021年10月にシュートボクシングでプロデビューし、村上に判定負けも奮戦。プロ戦績は1勝3敗で今回は大抜擢となる。
1R、聖愛は左右ローを蹴り、右ストレートにつなぐ。神谷はお構いなしに突進してパンチを繰り出していくが、聖愛のローからの右をもらい、打ち合いでも聖愛のしっかり狙った右フックを被弾する。
2Rも突進する神谷だが、聖愛は回り込んでかわしての右ストレート、左ミドル、ヒザ。神谷の左インローは当たっているが、パンチでは先手をとられ続け被弾が目立つ。
3R、蹴りからのパンチをしっかり当てていく聖愛に神谷は突進を繰り返す。打ち合いになると神谷の左がヒットする場面もあるが、聖愛の右の正確さが上回る。神谷の圧に押されて疲れも見える聖愛だったが、最後まで戦い抜いて判定勝ち。RISEでの連敗から脱出し、今回は悔し涙ではなく嬉し涙を流した。