▼セミファイナル バンタム級(-55kg) 3分3R延長1R
〇大﨑孔稀(OISHI GYM/同級1位、BOMバンタム級王者)54.95kg
KO 2R 1分56秒 ※ボディ連打
×寺山遼冴(フリー/同級2位、第3代DEEP☆KICK 53kg王者、CKC2021 -54kgトーナメント優勝)54.90kg
大﨑はパンチ、蹴り、ヒジ、ヒザいずれでもKOできる破壊力を持ち、タイ人と渡り合うテクニックも持っている。特にボディブローは強烈。様々な団体で活躍し、RISEには2019年11月から参戦。2022年3月に一気にフェザー級に階級を上げて龍翔に判定勝ち、5月に55.5kgで加藤有吾にTKO勝ち、7月に56kgでJyoseiにKO勝ちと3連勝を飾ったが、10月に志朗と対戦して延長戦で敗れた。12月にはSB王者・植山征紀から勝利を奪っている。戦績は29勝(18KO)7敗1分1無効試合。
寺山はわずか5戦目にしてDEEP☆KICK 53kgCK王者となった。2020年11月には有井渚海にプロ初黒星を付けられ、2021年5月に京谷祐希とドロー。7月にはCKC2021-54kgトーナメントに出場し、決勝で有井にリベンジを達成して優勝した。さらに9月にはDEEP☆KICK王座を2度のダウンを奪う完勝で初防衛に成功すると、11月にはRIZINに初参戦して弘樹から4度ものダウンを奪う圧勝。2022年10月は京介に勝利して6連勝。戦績は9勝(1KO)1敗4分。
両者は2月の『RISE 165』のメインイベントで対戦するも、3Rに大﨑の右インローがローブローとなり、寺山はインターバルを与えられるも回復せず、ドクターストップによる負傷判定でドローとなっていたため決着戦が改めて組まれた。
1R、大﨑はローとミドル中心の組み立て、寺山はそれに左ストレートを狙っていく。中盤からパンチも繰り出すようになった大﨑は、寺山の右側へ回り込んでヒザを蹴る。
2R、大﨑が強烈な右ミドルで鈍い音を響かせ、続くヒザ蹴り。ボディへの連打とヒザでダウンを奪う。最後はコーナー詰めての連打で寺山をめった打ちにし、寺山が崩れ落ちたところで大﨑のKO勝ちが宣せられた。
KOで決着をつけた大﨑は「完璧にわかったと思うんですけれど僕の方が強いです。前回不完全燃焼でモヤモヤする形になってしまったんですけれど、こうやって再戦を組んでくれたRISE関係者の皆さまありがとうございます。寺山選手、すぐにリマッチする必要はなかったかもしれないですけれど対戦してくださってありがとうございます。これで気持ちよく僕は次のステージへ進めると思います。正直、誰にも負ける気がしないです。鈴木選手にも勝てる自信があります。なので僕にチャンスをください。RISEの55kgは鈴木選手が不動の王者ですが僕が倒して新しい時代を創る」と高らかに宣言した。