▼オープニングファイト第2試合 -45kg契約 3分3R
×西原朱花(TEAM TEPPEN)44.65kg
判定0-3 ※28-30、27-30×2
〇小林穂夏(NEXT LEVEL渋谷)44.85kg
西原は那須川天心の父・弘幸さんが会長を務めるTEAM TEPPENの女子ホープで、2021年9月にプロデビュー。風貌や体型も寺山を小型化したような西原は、前蹴りを多用するスタイルも似ており、ステップワークを駆使した動きで、相手が入ってくるところに右ストレートやヒザ蹴りをカウンターで合わせて判定勝ち。伊藤隆RISE代表を始め、多数の関係者がその高度なテクニックに「印象に残った」と太鼓判を押した。5月に風羽、11月に坂田実優に勝利して3戦3勝無敗。
小林は幼い頃から空手とキックボクシングを学び、高校・大学時代はボクシング部に所属。高校生の時には「第17回全日本女子ボクシング選手権ジュニア(高校生)の部ピン級」(2018年)で準優勝、全日本女子ジュニアランキングでも1位にランキングされていたアマチュアボクシングの強豪選手。JAPAN CUP 2022 女子-50kgトーナメントでも準優勝している。2022年10月の『RISE 162』でプロデビュー戦を行い辻井和花に勝利、今年2月の2戦目も坂尻桃音に勝利した。
1R、サウスポーの小林がいきなり左の2連打で西原を転倒させる。待ちのスタイルで小林が攻めてくるところを右ストレート、右ミドルで迎え撃つ西原。小林は果敢にアタックを繰り返して、前蹴りや左フックを当てに行く。
2R、西原は右ストレートと前蹴りで距離を作り、自分からはミドル、小林が出てくると右やヒザを合わせる。これに小林はミドルに左右フック、飛び込みの左ストレートで応戦。ラウンド終了間際に小林が左ストレートからの左ストレートで西原を倒すが、これはスリップ判定となった。
3R、パワーで西原にロープを背負わせる小林は、西原に右のカウンターを出させておいての左ストレート。西原も前蹴りで対抗するが、小林に入られるとパンチの回転力の差で小林が優勢。西原はコーナーに追い込まれる場面が増え、小林が左右フックを回転させる。