▼第7試合 RISE QUEENバンタム級(-55kg)王座決定トーナメント 準決勝 3分3R延長1R
〇村上悠佳(TEAM TEPPEN)55.00kg
判定3-0 ※30-29×2、30-28
×KOKOZ(TRY HARD GYM/フライ級5位、初代スック・ワンキーントーン女子スーパーフライ級王者)54.10kg
※村上が決勝戦へ進出。
村上は極真空手をバックボーンに持ち、破壊力抜群の蹴りを武器にアマチュアキックでは1年弱で11戦全勝6KOの戦績をあげてプロに転向。デビュー戦ではダウンを奪って勝利したが、2戦目でいきなりJ-GIRLSフェザー級王者・空手こまちと対戦して判定負け。その後は4連勝したが、2020年9月に浅井春香に判定3-0で敗れた。2021年4月には『HEAT』で鈴木万李弥と女子の年間ベストバウト候補と言われた熱戦を展開し、判定2-1で勝利。10月にはシュートボクシングでも勝利して12月に浅井との再戦に臨んだが一歩及ばずリベンジ失敗。2022年10月に聖愛を判定で破り戦績を8勝(1KO)3敗とした。
KOKOZはムエタイとももいろクローバーZを愛し、2019年6月に無敗のままスック・ワンキントーン女子ミニフライ級王座を獲得。その後、スーパーフライ級も制して二冠王を達成。RISE初参戦となった2020年2月にはいきなりRISE QUEENミニフライ級王者・寺山日葵と対戦。接戦を展開し判定で敗れたが、パワフルなパンチを印象に残した。9月には「初代RISE QUEENフライ級(-52kg)王座決定トーナメント」に出場するも準決勝で小林愛三に敗れ、2021年11月の前戦ではS1レディース2021スーパーフライ級王座決定戦でルイに判定負けで王座獲得ならず。2022年2月には聖愛に勝利も、その後は2連敗。戦績は7勝6敗。
1R、両者ローを蹴り、村上は右ストレート、KOKOZはコンビネーションパンチにつなげていく。村上はKOKOZの連打と左ミドルでコーナーに詰められるが、冷静にKOKOZのパンチをブロックして右ストレートをヒットさせた。
2R、村上はこの試合ジャブがよく出る。長い距離からジャブ、右ストレートで入るとヒザに繋げ、さらに顔面前蹴りも蹴る村上。KOKOZも至近距離で左右フックを打っていく。終盤はKOKOZのパンチが当たる場面もあったが、村上は最後に自分のパンチや蹴りで終わらせるため印象がいい。
3R、右ローをしっかり当てていく村上。KOKOZがパンチで攻め入ってくるとヒザ、随所で顔面前蹴りと右ストレート、ヒザをヒットさせていく。KOKOZのパンチもヒットするが、最後は村上の攻撃で攻防が終わるため印象がいい。前蹴り、ヒザ、右ストレートもタイミングよく入り、村上が判定3-0で勝利。決勝進出を決めた。