▼キャッチウェイト (140lbs) ムエタイ 3分3R
〇ヨードレックペット・オー・アトチャリア(タイ)
[KO 2R 0分27秒]※右フック
×サマン・アシュリ(イラン)
ヨードレックペットはラジャダムナンスタジアムでライト級(2015年と2017年)とスーパーライト級(2021年)の2階級制覇、ルンピニースタジアムでも2017年にライト級王者となり、2大スタジアム王座を同時に保持した。2015年にラジャで梅野源治と対戦してTKO勝ちしたが、2016年10月の日本での再戦では判定で敗れラジャ王座を奪われた。2018年4月のKNOCK OUTでは初代王者・森井洋介にTKO勝ちしてKNOCK OUTライト級王座を奪取。同年にはタイのスポーツ界で権威のあるサイアムスポーツ社認定のタイ・スポーツ大賞のムエタイ部門でMVPを獲得している。
2019年4月にはKING OF KNOCK OUTライト級アジアトーナメントで優勝するとともにKING OF KNOCK OUTライト級王座の初防衛にも成功した。その後はロッタンやヌンラーンレックに敗れるなど急激に黒星が増え始めるも、セクサン、クラップダム、センマニー、ルンキットには勝利。2022年12月にルンキットにローキックでKO勝ちしている。パンチ&ローで攻めるファイタータイプでタイで絶大な人気を誇り、今年1月の『ONE Friday Fights 2』に初参戦するとシルビュー・ヴィテズをヒジでTKOに葬った。
1R、アシュリは右ミドルから右ストレート、右ローから右ストレートと右ストレートをどんどん出して前へ行く。サウスポーのヨードレックペットは左インロー。蹴りをフェイントに右ストレートを当てるアシュリにヨードレックペットはさっそくヒジを打つとアシュリも負けじとヒジを打ち返す。アシュリのワンツーから右ヒジもヨードレックペットが右アッパーからの連打。アシュリ負けじとミドルを蹴り返し、右ストレート。打ち合いが続く中、ヨードレックペットが右フックのカウンター。アシュリは大きく身体が泳ぎ、ヨードレックペットがまとめようとしたところでラウンド終了。
2Rもアシュリは積極的に前へ出て行ってヒジを繰り出す。アシュリが足を止めての打ち合いを挑んだところで、ヨードレックペットが右、左、右とフックをヒットさせてKO勝ちした。