▼アトム級 ムエタイ 3分3R
〇ペッディージャー・オーミークン(タイ)
[KO 2R 1分38秒]※左ボディ
×ファニ・ペロンピ(ギリシャ/アルバニア)
ペッディージャーは7歳でムエタイを始め、「男の子を打ち負かす少女」として有名となり、10歳で100戦以上を戦い、そのうち70回以上は男子選手との戦いであった。有名になりすぎてテレビで試合が放送されるようになると、タイの法律によって男子選手との試合は禁止に。
2016年2月には『ムエタイオープン』に初来日し、小林愛三と対戦して判定負け。2017年11月にはシュートボクシングに再来日するとMIOに判定負けを喫している。ムエタイで順調に勝ち星を重ねる中、アマチュアボクシングのタイ代表として選ばれ2018年AIBA女子ユース世界選手権48kg級銀メダルになるなど活躍。2022年8月にはプロボクシングデビューも飾っている。ムエタイでの獲得タイトルは、WPMF世界ミニフライ級王座、WMC世界-45kg級王座、2021THAI FIGHTクイーンズカップ-51kg級優勝など。
ペッディージャーはベアナックルファイトのBKFCストロー級王者。
1R、前へ出ていくのはペッディージャー。互いに右ローを蹴る。ペッディージャーのコンパクトな右フックがヒット。ペッディージャーは右ローからこのコンパクトに打つ右フックを多用する。ロープやコーナーを背にしながらパンチを打つペロンピだがスピードがない。左フックにグラついたペロンピはクリンチにいくが、ペッディージャーの右ヒジをもらう。
2Rも前に出ていくのはペッディージャー。右のパンチを中心に打っていき、左ボディやヒジも打つ。左ボディに手応えを感じたが、ペッディージャーが左ボディを連打するとスタンディングダウンに。ペッディージャーは左フックから左ボディ、さらに右ヒジ。ペロンピをコーナーへ釘付けにして攻撃をまとめると飛びヒザ蹴りから左ボディ。ペロンピは声を上げて腹をおさえ、ここでレフェリーが試合をストップした。