MMA
レポート

【UFC】ヘビー級転向のジョン・ジョーンズが3年1カ月ぶりオクタゴンでガーヌ破り王者に! “絶対女王”シェフチェンコが王座陥落、グラッソがベルト巻く。怪物ラフモノフが17戦全フィニッシュ勝利、超新星ニコルが初回一本勝ち。元SEI☆ZAのタバサがペネに一本勝ち!=『UFC 285』

2023/03/04 22:03

▼ライト級 5分3R
〇マテウス・ガムロ(ポーランド)22勝2敗(UFC5勝2敗)156lbs/70.76kg
[判定2-1] ※29-28,28-29,30-27

×ジェイリン・ターナー(米国)13勝6敗(UFC6勝3敗)※UFC5連勝でストップ 155.5lbs/70.53kg

 元KSW王者のガムロはクレベル・コイケに判定勝ちした経歴を持つ。アルマン・ツァルキヤンに判定勝ちするなど、UFC4連勝後、2022年10月の前戦ではベニール・ダリウシュに判定負け。勝ったダリウシュは5月6日にシャーウス・オリヴェイラ戦を決めている。10日前オファーのスクランブル参戦。

 ターナーはUFC5連勝中。2020年9月のブロック・ウェバー戦でリアネイキドチョーク、2021年9月にウロス・メディチにリアネイキドチョーク、2022年3月にジェイミー・ムラーキーに2R TKO勝ち、7月の前戦でブラッド・リデルに1R ギロチンチョークを極めている。ダン・フッカーがキャンセルされてのガムロ戦となる。

 1R、サウスポー構えの長身ターナーに、オーソからスイッチも見せるガムロ。ターナーは前蹴り、ジャブで間合いを保つが、ガムロはダブルレッグテイクダウン! 腰を抱くが、金網まで這うターナーは上半身を金網に立てて座る。

 左で小手に巻いて立つターナーに右で差して前方に崩そうとするガムロに、正対してすぐにワンツーから右ハイを見せたターナー。テイクダウンに右ヒザを合わせに行くが、ガムロは背中を着かせてテイクダウン。ニーシールドから金網まで這って立ち上がるターナーは突き放すと左後ろ廻し蹴りを見せてホーン。マイク・ブラウンコーチは「入れないならウィザードで」とガムロに指示を送る。

 2R、サウスポー構えから左ハイをガード上に当てるターナー。ガムロもサウスポー構えから左ロー。右ストレートをガード上に当てる。互いに右を伸ばすと右ストレートを当てるターナーに、腰が落ちるガムロも右を返すが、前に出るのはガムロ。ダブルレッグを腹の下に入れてスプロール。切られたガムロはサークリング。

 左前蹴りが長いターナー。右ローも打つが、そこにガムロはカウンターのダブルレッグテイクダウン! マット中央で寝かせたガムロは、右腕で枕、ハーフからパスを狙う。左で脇を差して右腕をヒザで殺して右手でパウンド連打! 上のままホーンを聞く。

 3R、サウスポー構えで立つガムロ。詰めるターナーは右ミドル。ガムロは左を当ててダブルレッグテイクダウン。すぐに金網まで這うターナーの右手首を掴むガムロだが、離して腰を抱く。金網背に立ち上がるターナーに、ガムロは捨て身気味の投げも脇差し上の取り合いから立つターナーを両脇を差して押し込むガムロも、ブレーク。

 スタンド。左の蹴りのターナーはワンツー。ダブルレッグのガムロを切ってがぶりの首をとらせないターナー。前足にシングルレッグはガムロ。そこに跳びヒザを狙うターナー。なおも押し込むガムロはダブルレッグからスタンドバック。小手に巻くターナーの投げを潰してガムロが上を取ってホーン。ガムロは両手を挙げた。

 判定2-1(29-28,28-29,30-27)で、緊急参戦のガムロが勝利。マット上で「パフォーマンスは良くなかったかもしれないけど挑戦し続ける。ポーランドから来た、マテウス・ガムロです。もっと強くなります。まずは家族を旅行に連れて行って、次はトップ5とやりたいです。マイク・ブラウンありがとう、ATTのみんなに愛を」と語った。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント