▼第9試合 スーパー・フェザー級 3分3R延長1R
〇横山朋哉(リーブルロア)
判定3-0 ※28-26×3
×ペットサムイ・シムラ(タイ/志村道場/元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーライト級王者)
横山はK-1甲子園2017 -60kg準優勝の実績があり、2018年6月からK-1 JAPAN GROUPの大会に出場。「第10代Krushスーパー・フェザー級王座決定トーナメント」では優勝候補と目されるも、2022年1月の決勝で中島千博に敗れ戴冠ならず。6月に石田勝希から合計3度のダウンを奪う判定勝ちで再起を飾ると9月の「 K-1 WORLD GP 第5代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント」に出場。1回戦でスタウロス・エグザコスティディスを左ハイでマットに沈めて見せたが、準決勝で朝久裕貴にKO負け。戦績は13勝(7KO)4敗。
ペットサムイはエークピカートから改名。2013年3月に初来日し、石井宏樹が保持していたラジャダムナンスタジアムのスーパー・ライト級王座に挑戦。強烈なヒジ打ちで石井をマットに沈めて、同王座を手に入れた。頑丈な肉体とパンチ・ヒジ打ちで前に出る好戦的なスタイルで186勝(43KO)42敗6分の戦績を誇る。2022年12月にK-1初出場したが、与座優貴に大差の判定負けを喫した。今回はライト級から階級を下げてスーパー・フェザー級で戦う。
1R、サウスポーの横山は右へ回り込みながら左インロー、右フック。ペットサムイも左ローを蹴っていく。横山は左カーフを連打し、アッパーを交えたパンチのコンビネーションから左の蹴りにつなげる。ペットサムイはコーナーを背負った横山にパンチを打ちに前へ行ったが、右フックを空振りしたところへ横山の左フックをもらってダウン。左ハイ、右フックからの左ボディ、左フックと攻める横山だがペットサムイはガードをしっかりと固めてボディを受け止める。
2R、横山はよく見てペットサムイのガードの隙間からパンチをねじ込み、左ストレートでダウンを追加。右インローと左ローでペットサムイの前足を痛めつける横山に、ペットサムイは右フックを打っていく。しかし横山の多彩な攻撃を浴びる。ペットサムイは右フックに続いて左フックをヒットさせるが、横山は左フック、左ヒザ。横山の右アッパーには右フックを返した。
3R、ペットサムイの左ローにバランスを崩す横山。右フックももらい、左ローに足を上げる。ここぞと詰めるペットサムイが左フックでダウンを奪い返す。左の強打で反撃する横山だが、ペットサムイの左ローで身体が泳ぐ。コーナーを背にして左ローに耐える横山。左右フック&アッパー、ヒザ蹴り、ジャブで対抗する横山にペットサムイも右フックの強打。フックの打ち合いで互いにヒットを奪い合って試合終了。