▼第6試合 Krush女子ミニマム級 3分3R延長1R
○MOE(若獅子会館)
延長R 判定2-1 ※10-9×2、9-10
×ケイト・ウィラサクレック(WSRフェアテックス三ノ輪)
※本戦の判定は29-30、30-29、29-29。
MOEはK-1アマチュアの大会から実績を積み、現役女子高校生ファイター(現在は卒業)としてKrushのリングで活躍してきた。高梨knuckle美穂、山田真子、パヤーフォン、菅原美優ら強豪との対戦経験もあり勝ったり負けたりを繰り返していたが、2022年は3月に森川侑凜に延長戦で判定勝ち、6月は階級を上げてMARIに延長戦で判定勝ちと粘り強さを見せて連勝を飾った。戦績は5勝5敗。
ベラルーシとのハーフであるケイトは3歳から極真空手を学んで13年の経歴を持ち、本人も「ありすぎて覚えていない」というほどの優勝・入賞歴を持つ。男女混合大会や体重無差別で勝つことに意義を持ち、2016年にはなんと高校生の男女混合大会で優勝したことがある。K-1アマチュア大会を経て2020年10月の『Krush-EX 2020 vol.2』でプロデビュー。一時は連敗を喫してしまったが、2021年11月のC-ZUKA戦で勝利すると今年6月にはMMAファイターのKAIにも勝利して連勝。戦績を4勝2敗とした。
1R、ケイトはジャブと右ロー、MOEは左ローを蹴る。ジャブ、左ロー、左ミドルで離れて戦うケイトは前足を上げて、入ろうとするMOEをけん制。MOEは右フックからの左アッパー、ジャブに右クロスに行くが単発。離れるとケイトの左ミドル、顔面前蹴りをもらう。さらにケイトの右ハイがMOEの顔面をかすめる。
2Rもジャブと左ミドル、前足を上げてのけん制で距離を獲るケイト。MOEは入り込もうとするがケイトにストップされる。顔面前蹴りも蹴るケイト。インファイトを仕掛けるMOEはボディから顔面にパンチをつなげる。ケイトは入り込まれるとパンチをもらい、クリンチで逃れる。
3Rはケイトもパンチを多め。ジャブを突いて左ミドルを蹴る。MOEは構わず入って左右フックの連打。ケイトはヒザで応戦するがMOEのパンチを被弾する。ケイトのジャブ、ミドル、左フックにMOEは前に出ての左ボディ、右フック。終盤は再びケイトの蹴りが当たりだし、MOEが攻めあぐねる場面も。
本戦の判定は三者三様でドロー。延長戦へ突入する。ジャブと左ミドルのケイトにMOEの左ハイがかすめる。ケイトが蹴りでバランスを崩すとすかさず襲い掛かるMOE。パンチの数を増やすケイトがヒットを奪うが、MOEも亜負けじと打ち返し、蹴り返す。ケイトのヒザがタイミングよく決まり、見栄えはいい。最後はMOEがガムシャラに左右フックを放って終了。