▼セミファイナル(第9試合)-64kg契約 3分3R延長1R
×大月晴明(NEXT LEVEL渋谷/第3代Krushスーパー・フェザー級王者、ISKAムエタイ・インター コンチネンタル・スーパーライト級王者、WPKC世界ムエタイ・ライト級王者、元全日本ライト級王者)
延長R 判定1-2 ※10-9、9-10×2
○東本央貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
※本戦の判定は29-30、30-30、30-30。
大月は1999年10月デビューの大ベテラン。これまでWPKC世界ムエタイライト級王座、第3代Krushスーパー・フェザー級王座、全日本ライト級王座、ISKAムエタイ・インター コンチネンタル・スーパーライト級王座などを獲得し、戦績は43勝(30KO)13敗。“爆腕”と呼ばれる強打を武器に、14連続KO勝ちを飾ったこともある。Krushには2009年3月の『Krush.2』から参戦していたが、2015年1月のレオナ・ペタス戦を最後に離脱。2021年1月に復帰し、明戸仁志に3RでKO勝ちした。
東本は2012年9月のKrush初参戦でHIROYAをKOしたことで注目され、Krush・K-1のトップ選手たちと拳を交えてきたベテラン選手。4連敗を喫したが2020年1月に川崎真一朗をKOして復活の雄叫び。3月のK-1では蓮實光の剛腕でマットに沈んだが、8月のKrushではラウェイの金子大輝をKO、12月には鈴木孝司も初回KOに沈めた。2021年3月のK-1で瓦田脩二にTKOで敗れ、連勝がストップ。7月に弘輝、今年4月に竜樹に敗れて3連敗中。戦績は14勝(8KO)19敗。
1R、大月はいつも通り変則的な構えから思い切り右ローを蹴り込んでいく。その右ローに東本は左フック。東本も左インローを蹴る。大月は前へ出ながらジャブ、右ストレートを軽く当てに行く。左フックも軽いが左ボディは強い。しかsh、東本の左フックをもらってグラつく。右手を伸ばして東本にロープを背負わせた大月は右ボディ、右ストレートをヒットさせるが東本の左フックをモロにもらう。
2R。大月の左ボディに東本は左ヒザ、大月の左ローには右ローを返す。大月の軽い左右に東本は強い左右フックを返してしっかり当てる。大月はローを蹴り、右ストレート、右ボディを繰り出すが、東本の方が明らかに重いフックをもらってグラつく。
3R、大月の右ローにジャブを合わせ、大きく仰け反らせる東本。大月の前進にはヒザを合わせ、大月のパンチの合間に左フックを強打。左のボディ、フックを打つ大月だが力がなく、東本の右フックを浴びる。大月の左ボディ、右ボディから右フックにも東本は下がらず左右フック。ノーガードの大月にヒットする。
本戦の判定はドロー。延長戦に入ると東本が前へ出ていく。大月はサウスポーに構えて右手を前に出す構えでけん制。大月は左ロー、ジャブから右ボディを打つが東本の右フック。細かくパンチを当てていく大月に東本は左フックと右アッパーの強打。大月も負けじと右ボディ、左ストレートを当てに行く。