キックボクシング
レポート

【KNOCK OUT】龍聖が華麗なハイキックでKO「KNOCK OUT最高!」、バズーカ巧樹は辛勝、壱が競り合いを制して悲願の王座に就く

2022/11/19 19:11
【KNOCK OUT】龍聖が華麗なハイキックでKO「KNOCK OUT最高!」、バズーカ巧樹は辛勝、壱が競り合いを制して悲願の王座に就く

撮影/安村発

MAROOMS presents KNOCK OUT 2022 vol.7
2022年11月19日(土)東京・後楽園ホール

▼ダブルメインイベント第2試合(第8試合)スーパーファイト KNOCK OUT-BLACKフェザー級 3分3R延長1R
○龍聖(NOPPADET GYM/KNOCK OUT-BLACKフェザー級王者)
KO 2R 0分26秒 ※左ハイキック
×グ・テウォン(韓国/YAK GYM/MKF REVOLUTION -60kg級王者)


 龍聖は小学1年生でキックボクシングを始め、HIROYAの指導を受けアマチュアで多くの経験を積んで2019年4月にプロデビュー(KO勝ち)。同年8月のREBELSに初参戦し、強打で2R53秒KO勝ち。その後もKOで連勝し、6戦6勝全KO勝ちのパーフェクトレコードを更新していたが、2021年3月大会で大脇武(現TAKERU)に判定勝ち。無敗記録は更新したものの初めてKOを逃してしまった。8月大会では井上竜太を1R2分でTKOに仕留め、10月にはKNOCK OUT-BLACKフェザー級王座決定戦で銀次を判定3-0に破り初代王座に就いた。2022年4月には初の国際戦でメディ・ジライフィ(スペイン)にも勝利、7月にはRIZINに初参戦して魁志に3RでTKO勝ち。9月の『KNOCK OUT 2022 vol.5』では小笠原裕典にも1RでKO勝ちと12勝(8KO)の無敗記録を更新している。


 テウォンは身長173cmでオーソドックス、14勝(8KO)6敗の戦績を持つ21歳。2020年大韓民国キックボクシング-57kg級国家代表、2021年大韓民国キックボクシング-60kg級国家代表、2021年WAKOイタリアワールドチャンピオンシップ出場などの実績を持ち、現在はMKF REVOLUTION -60kg級王者。


 1R、龍聖はジャブ&右ロー。ジャブでテウォンを仰け反らせる。テウォンのパンチはしっかりブロックし、スピードのあるジャブ、右ストレート、左ボディを次々ヒットさせていく。ワンツーには右ストレート、右フックには左ボディとカウンターもとっていく龍聖。テウォンのパンチはほぼ両腕ブロックしている。鋭いジャブ、そして3連打。ゴングと同時に放った龍聖の左フックでテウォンはグラつく。


 2R、ジャブ、右ロー、前蹴りで翻弄する龍聖だが、テウォンも強気に打ち合いに行く。龍聖も打ち合いに応じてテウォンが下がると、左へステップしながらの左ハイがクリーンヒット。強烈な一撃で、倒れた瞬間にKOだと分かるほど。龍聖が鮮やかなKO勝ちでメインを締めくくった。


 笑顔でマイクを握った龍聖は「勝ててホッとしています。対戦相手のテウォン選手、韓国からわざわざ来てくれてありがとうございました。2回後楽園でメインをやらせてもらったんですがしょぼい試合が続いていたのでホッとしています。これから強くなっていくので来年も楽しみにしてください」とメインをKOで飾れた喜びを語ると「KNOCK OUT最高!」のひと言で締めくくった。

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