キックボクシング
レポート

【KNOCK OUT】龍聖が華麗なハイキックでKO「KNOCK OUT最高!」、バズーカ巧樹は辛勝、壱が競り合いを制して悲願の王座に就く

2022/11/19 19:11

▼ダブルメインイベント第1試合(第7試合)スーパーファイト KNOCK OUT-BLACK-64kg契約 3分3R延長1R
○バズーカ巧樹(菅原道場/KNOCK OUT-BLACKライト級王者、元REBELS-BLACKスーパーライト級王者、WMAF世界&MA日本同級王者)
判定2-0 ※30-29×2、29-29
×TAaaaCHAN(PCK連闘会/聖域統一スーパーライト級王者、元同ライト級王者、元INNOVATIONフェザー級王者)


 バズーカはMA日本キックボクシング連盟をホームリングに様々な団体で活躍。特にKrushやK-1では6勝(4KO)1敗という好成績を残した。2020年2月の無法島GPでは決勝戦で西岡蓮太に判定負けを喫するも大きなインパクトを残して“覚醒”。8月大会では丹羽圭介に判定勝ちしてKNOCK OUT-BLACKライト級王座を奪取。2021年10月にはWMAF世界スーパーライト級王座決定戦で勝利し、二冠王となった。今年4月には『藤原祭』でマサ佐藤にTKO勝ちしたが、6月のシュートボクシングでは乱戦の末に笠原弘希にヒジでカットされてTKO負け。8月には『鉄拳14』でテープパットとドロー。KNOCK OUTには約1年4カ月ぶりの参戦となる。


 TAaaaCHANは聖域統一ライト級王座、聖域統一スーパーライト級王座、INNOVATIONフェザー級王座を獲得した三冠王。東北を拠点として活動しており、今年5月のNJKF 『DUEL.23』ではナカノ・ルークサラシットに3RでTKO勝ち。


 1R、バズーカは左右に構えをスイッチしつつ、前蹴り、左ロー、右フック。バズーカがバックハンドブローを放つとTAaaaCHANも負けじとバックハンドブロー。もつれて倒れると、バズーカは上になってパウンドを打つような仕草を見せて会場を沸かせる。TAaaaCHANの左ミドルには右ストレート。TAaaaCHANの右フックをかわしたバズーカはニヤリと笑って手招きする。


 2R、互いにジャブ&ロー、TAaaaCHANが足払いで豪快にコカすとバズーカはすぐに立ち上がってTAaaaCHANとフェイスオフ。場内がどっと沸く。バズーカの右ボディストレートにTAaaaCHANは右フック、もつれて倒れるとマウントをとるバズーカ。両者思い切り左フックを振り合い、TAaaaCHANは打ち合うと見せかけて飛びヒザ蹴りを発射。バズーカは右ボディストレートを打つ。


 3R、両者左右フックで打ち合う。TAaaaCHANの強打にバズーカは飛びヒザ蹴り。TAaaaCHANの攻撃に先手をとられるバズーカは足を止めて打ち合うがTAaaaCHANの左フックをもらう。下がらないバズーカは組みに行く。最後は組み倒しが多くなったバズーカ。


 判定は2-0でバズーカが勝利。苦しい試合を僅差で制した。


 バズーカはマイクを持つと「まず、つまんない試合してすいませんでした。こんなんじゃダメダメなので強くなって出直します。次、3月に大きい試合があるのでそこで負けた相手にリベンジしたいので期待してください」と、西岡蓮太と思われる相手とのリベンジ戦を実現させたいとアピールした。

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