▼第5試合 DEEPフェザー級 5分3R
×中村大介(夕月堂本舗)66.20kg
[判定0-3]
〇神田コウヤ(パラエストラ柏)66.0kg
フェザー級の中村大介(夕月堂本舗)は、2022年はすでに4戦目。2月に小見川道大の引退試合で一本勝ちで介錯を務めると、2022年3月の山本空良戦で互いに攻守を入れ変える熱闘をスプリット判定で落として黒星。
7月に実力者ユータ&ロックの組みをサブミッションに切り返して判定3-0で勝利、42歳にして健在ぶりを見せている。
26歳の神田コウヤ(パラエストラ柏)は、3連勝で2021年12月に王者・牛久絢太郎に挑戦し、スプリット判定で惜敗し、戴冠ならず。2022年5月のDEEPで青井人の右に腰を落としたものの3Rに逆転のTKO勝ちで再起を遂げている。
強いレスリングとリーチある打撃の神田か、独特のスタンドと“丸まり力”&サブミッションの中村か。
◆中村大介
「最近はもう毎回一緒で、こうして身体が作れて強豪選手と戦えるのがほんとうに幸せだと思っているので、明日は誰よりもDEEPを楽しんで、自分のプロレスリングをやりたいと思います」
◆神田コウヤ
「お互い、前戦は強い選手に勝って、今回の戦いが組まれているので、ぜひ生で皆さん見てください」
1R、サウスポー構えの神田。オーソドックス構えの中村は右ロー。神田も右ローを打つが、中村のローが金的に入り中断。再開。右から左ハイと対角に突く神田。しかし中村は右ストレートを当てて前に。
低いガードから出所が見えづらい伸びるジャブを突き中村。しかし神田もワンツー。かわす中村は間合いを詰めて右ストレート。さらに左ジャブ。神田も右ジャブを突くが、押し戻す中村はヒザ蹴りを突いて神田の打ち返しをスウェイでかわし右ヒザ。
近づき腰に組む中村に、神田も左ヒザを当てると左右で前に中村は回ってさばいたところでゴング。
2R、圧力をかけて前に出るのは中村。右ジャブの神田に、左テンカオを突く中村。神田の左ヒザ。しかし、中村も左ジャブを当てる。右ジャブは神田だが単発。そこに右クロスを狙う中村。しかし神田も金網に詰めると左のヒジ狙い。中村は腕を取りに行くが切る神田。中村の蹴りがローブローとなり中断。
再開。中村は右ストレート、右ヒザもそこに押し込んだ神田に中村は下に。すぐに立つが、ワンツー&ボデイを突く神田は左ヒジ! さらに右で首後ろを掴み左縦ヒジを叩きこむ。左額から出血した中村はノーガードで前に出るが、近くなると神田が左ヒジ!
3R、中村にドクターチェック後、再開。右ミドルを突く中村はすぐさまカウンターの右ストレートも。右テンカオを突き前に。詰めてスイッチし右ヒジも突く神田。
右ミドルの中村に左の蹴りを効かせる神田。さらにボデイへのヒザで中村は後退。ラッシュに下がる中村だが神田の右に、カウンターの右は中村! 下がる神田になおも右! ヒザが落ちるが組む神田に中村はブルドッグチョーク! 頭を抜く神田。
打点の高いヒザを突くが、中村も右のカウンター! 神田も下がりながらワンツーで押し戻し、右ヒザ! 金網まで詰まる中村にヒジ狙い、中村が中央まで戻してゴング。
判定は3-0(30-26, 30-27×2)で神田が勝利。「こんにちは、まだ至らないところはありますけど、この試合に向けてかなり強化してきました。練習してくださった皆さん、応援してくださった方々、ありがとうございます。DEEPフェザー級で一番強い中村選手に勝ったので、またベルトに挑戦させてください」と王座挑戦をアピールした。