▼第7試合 DEEP女子ミクロ級タイトルマッチ 5分3R
〇大島沙緒里(AACC)王者 440.kg
[1R 1分24秒 アームロック] ※袈裟固めから両足に挟んでアメリカーナ
×古瀬美月(K-PLACE)挑戦者 43.95kg
女子ミクロ級タイトルマッチとして、DEEPミクロ級とDEEP JEWELSアトム級の二冠を持つ大島沙緒里(AACC)が、古瀬美月(K-PLACE)の挑戦を受ける。
大島は、2020年9月のDEEPミクロ級(44.0kg)王座決定戦でにっせーに1Rアメリカーナで一本勝ちを収め、王座獲得。その後、2021年のDEEP JEWELSアトム級GP1回戦で富松恵美に一本勝ち、準決勝でパク・シウに腕十字で1R 一本勝ち、決勝で青野ひかるに判定勝ちでアトム級王座も獲得している。
対する古瀬は、2020年8月のRIZINで浅倉カンナに1R TKO負け。出産休養を経て、2021年9月にDEEP JEWELSで復帰もにっせーに2R パウンドによるTKO負けで再起ならず。2021年12月の村上彩戦でも腕十字で一本負けで3連敗となった。
しかし、2022年3月に古林礼名に1R リアネイキドチョークで一本勝ちで約2年ぶりの白星を掴むと、2022年9月の前戦で山崎桃子に左フックを効かせて、組みでも上回る判定での完勝で2連勝。大島への挑戦者に抜擢された。
大島は戴冠後もRIZINで浅倉カンナと山本美憂にスプリット判定勝ちし、DEEP JEWELSアトム級では5月に須田萌里をキムラロックで極めるなど、階級を越えて強さを見せている。
MMA9勝3敗の大島の黒星は、2020年のプロデビューイヤーに黒部三奈にTKO負けと、パク・シウに判定負け。2021年3月からは6勝1敗と大きく勝ち越しており、直近の黒星は、2022年3月にHIMEのテイクダウンデイフェンスと打撃に苦しみ、判定負けとなっている。
そのHIMEが49kgでRIZINのスーパーアトム級を目指しているなか、2勝で挑戦権を得た古瀬は、ミクロ級でそのリーチと打撃を活かして、グラップラー大島の組みを断ち切るか。それとも大島が二冠王者の実力を見せつけるか。
◆大島沙緒里
「2年以上、上の階級で試合をしてきたので、今回は久しぶりに自分の階級で試合ができるのがとても楽しみです。明日は頑張るのでよろしくお願いします」
◆古瀬美月
「ずっと目標にしていたチャンピオンの一歩手前まで来れたので、明日はメインの2つのタイトルマッチに負けないくらいいい試合をしてチャンピオンになりたいと思います。応援、よろしくお願いします」
1R、オーソの大島にサウスポー構えの古瀬は大島の詰めに左の蹴りを合わせるが、金網に詰める大島はすぐに足技で投げてテイクダウン、そのままマウント、腕十字へ。
ここは外した古瀬に袈裟固めから左腕を両足で挟みアメリカーナ。さらにパウンドしながら腕を絞ると、古瀬がタップした。大島が圧巻の勝利。