▼第6試合 DEEPライト級 5分3R
×北岡 悟(パンクラスイズム横浜)70.65kg
[判定0-3] 28-29×3
〇江藤公洋(和術慧舟會 HEARTS)70.65kg
元DEEP&戦極ライト級王者の北岡悟(パンクラスイズム横浜)が今回も強豪相手の試合に臨む。2018年大晦日の川尻達也戦のスプリット判定勝ち後、勝ち星から遠ざかっている北岡。
2020年7月のiSMOS.1での小金翔戦のドローを挟み、ホベルト・サトシ・ソウザ、ジョニー・ケース、久米鷹介、大原樹理、鈴木琢仁、上迫博仁といった元王者やコンテンダークラスと対戦し、いずれも敗北。キャリアの後半に向かい、ときにかつての練習相手とも厳しい戦いを続けている。
対する江藤公洋(和術慧舟會HEARTS)は、ONE Championship本戦で1勝1敗後、Road to ONEで青木真也に極めさせずも判定負け。
2021年9月の修斗でグンター・カルンダに判定勝ちすると、2022年4月の「RIZIN TRIGGER 3rd」で雑賀“ヤン坊”達也にケージレスリングで上回り、バックマウントからのパウンドで2R TKO勝ち。組みの強さを見せている。
ともにケージの鬼ともいうべき組み力を持つ両者の戦いで、スタンドからドミネートするのは北岡か江藤か。
◆北岡悟
「頑張ります!」
◆江藤公洋
「明日は自分が培ったものすべてを出してしっかり勝ちにいきたいと思います」
1R、北岡はサウスポー構えから左ミドル、さらにミドルハイで江藤の右腕を赤くさせる。しかし、江藤も右ミドルを腹に返すとジャブ、右ミドル、右ボデイも。
北岡は左ロー、江藤は右ミドルを腹に入れると詰めるが北岡も左にサークリング、ワンツーの右フックで中央まで戻す。
左ローを突く北岡。左右とコンビネーションで入る。右ミドル、ハイの江藤にブロッキングの北岡。江藤の前蹴り。避けて前にステップする北岡は左インロー、バックフィストでも牽制。
2R、詰めるのは北岡。左ボディストレート、左ミドルも。そこに右ストレートを突く江藤。北岡の蹴りに右を狙う。江藤の右ハイをぎりぎりブロッキングする北岡。左右から右フックが江藤をとらえる。
右前蹴りは江藤。北岡はシングルレッグに! そこにボディを抱えて後方に投げようとする江藤だが、回らない北岡はシングルレッグへ。左で小手に巻き金網使い立って戻す江藤!
ヒジを狙い詰める江藤。北岡は左ミドル。右前蹴り、さらに右の相打ちに互いにバランスを崩すが、すぐに立つ両者。江藤が追ってゴング。
3R、先に詰める江藤の左に右をかぶせる北岡! さらに強い左ミドルからシングルレッグも、切る江藤。詰める江藤に再びシングルレッグの北岡。ここも切る江藤は前に。右前蹴り、右ハイも。右の高いヒザが顔面をかすめる北岡は左フック。しかし江藤は右前蹴りで詰めると、北岡の入りにヒザ。
しかし北岡は右を上下に突いて前に! さばく江藤も右ミドルを腹に。北岡の左右がフックになるところに中央を突く江藤! さらに前蹴りも。北岡も右から左をヒット! 江藤がバックフィストを見せたところでゴング。
判定は3-0(29-28×3)で江藤が勝利。試合後、5連敗の北岡は江藤に長い時間をかけて語りかけ、江藤セコンドの大沢ケンジとも言葉をかわした。