▼第1試合 Krushライト級 3分3R延長1R
×SATORU成合(K-1ジム総本部チームペガサス)
TKO 2R 0分02秒 ※ドクターストップ
〇堀井 翼(K-1ジム五反田チームキングス)
成合は2019年12月に元Krush王者・島野浩太朗に敗れはしたものの、場内熱狂の打ち合いを展開して名を挙げた。2020年11月のK-1福岡大会ではベテランの山本真弘から勝利を奪い、2021年3月のKrushでは西元也史に2RでKO負け。7月のK-1では山本直樹に敗れたが3Rにはガムシャラな打ち合いを展開した。10月の「第10代Krushスーパー・フェザー級王座決定トーナメント」の1回戦で中島千博にTKO負けを喫し、今年4月には“狂拳”竹内裕二にKO負けと4連敗中。今回から心機一転、ライト級に階級を上げる。戦績は4勝(3KO)7敗。
堀井は2019年3月にK-1 JAPAN GROUPに初参戦、1Rにダウンを奪われながらも3度のダウンを奪い返して1R2分46秒でKO勝ち。その試合のインパクトもさることながら、もっと話題を集めたのは試合前の個性的すぎる“メンチ切り”だった。堀井が「フラッシュバック」と命名したこのメンチ切りは、相手に背中を向けてエビ反りになって相手を睨みつけるというもの。しかし、6月の瑠久戦では喧嘩っ早さが仇となり、記者会見で乱闘騒ぎを起こして会見は中止に。試合では瑠久に判定で敗れ、その後も不可思と山崎秀晃にKO負け。2020年6月の南雲大輝戦では相手のローブローにより反則勝ち。2021年4月に里見柚己、7月(不戦敗)と今年2月は南雲に判定負けと3連敗中。戦績は7勝(5KO)6敗3分。
1R、左インローからパンチに行く両者。前に出る堀井に成合は左三日月を刺してジャブ&右ストレート。堀井が距離をどんどん詰めるため成合はやりにくそうだが、コーナーに詰まった成合が揉み合いの中でダウンを奪う。すぐに立ち上がった堀井が猛攻を加え、右フックで成合をグラつかせると右アッパーでダウンを奪い返す。堀井のパンチをまともにもらい続ける成合は口から出血。
2Rが始まると同時に成合にドクターチェック。ここでストップがかかり、堀井のTKO勝ちとなった。堀井はマイクを持つと「こんな感じで中途半端に終わって申し訳ないけど、2試合目は南雲がしっかりKOしてくれるから南雲のことチェックしてね」と、宿命のライバル・南雲にバトンを渡した。