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【Krush】菅原美優がダウン量産、最後はKOの圧勝劇。驚異の進化を見せつけてV3

2022/10/28 19:10
【Krush】菅原美優がダウン量産、最後はKOの圧勝劇。驚異の進化を見せつけてV3

撮影/安村発

Krush.142
2022年10月28日(金)東京・後楽園ホール

▼メインイベント(第10試合)【麺家 あくた川/D-POWER SYSTEMS Presents】Krush女子アトム級タイトルマッチ 3分3R延長1R
〇菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/王者)
KO 3R 2分29秒 ※右ストレート
×チャン・リー(K-1ジム五反田チームキングス/挑戦者)
※菅原が3度目の防衛に成功。


 菅原はK-1アマチュアを経て2019年1月にプロデビュー。2戦目で初黒星を喫したがその後は負けなしで、2020年11月の「女子アトム級王座決定トーナメント」決勝戦で第3代Krush女子アトム級王座に就いた。2020年3月に美容技術専門学校を卒業し、“戦う美容師”として活動している。5連勝の後、2021年5月のMIOとの初対決で判定負けするも、11月のタイトルマッチでの再戦ではダウンを奪っての判定勝利でリベンジ&初防衛に成功した。今年2月には優を退けて2度目の防衛に成功。6月のK-1女子大会では「K-1 WORLD GP初代女子アトム級王座決定トーナメント」で松谷綺を破るも決勝でパヤーフォンに敗れた。戦績は9勝3敗。


 チャン・リーは2018年9月の『KHAOS.6』からK-1 JAPAN GROUPの大会に初参戦、女子アトム級の主力選手として活躍。2021年6月のKrush-EXでは期待のJKホープの紗依茄から判定2-1で勝利をもぎ取ったが、11月のKrushでは山田真子に判定負け。2020年1月には新鋭のKihoに勝利し、6月のK-1女子大会では紗依茄から自身初のKO勝ちを奪い戦績を7勝(1KO)7敗1分とした。


 両者は2019年7月のKrushで、菅原はプロ3戦目、リーはプロ2戦目で対戦し、菅原が判定2-0で勝利している。


 1R、左右に動く菅原にリーが寄ってくると菅原は前蹴りで転倒させる。その後、リーが前蹴りで菅原に転倒のお返し。ジャブ、前蹴りの遠い距離からワンツーで飛び込む菅原。前蹴りのフェイントから踏み込んでの右ストレートで菅原がダウンを奪う。さらに右フックでダウンの追加。


 左右の連打と前蹴りで前へ出る菅原。リーはふらつく。菅原の右ストレート、右フックが連続ヒット。リーはクリンチで耐える。強い右フックをヒットさせる菅原あh左右の連打でリーを追い詰めるがリーも必死のクリンチで耐えた。


 2Rが始まると同時に菅原が前へ出てパンチをリーに浴びせる。左フックからの前蹴りでリーは転倒。顔面前蹴りもヒットさせる菅原。ジャブ、前蹴りから顔面前蹴りにつなぐ菅原。リーは前へ出て右ストレートを打つが至近距離になるとパンチの回転で上回る菅原が右をヒットさせる。リーが左ミドルを蹴ったところに菅原が強烈な右フックを叩きつけ、またもダウンを奪う。


 3R、リーに蹴られたら蹴り返す菅原。強烈な右をヒットさせてリーをグラつかせる。菅原の右フックをもらったリーは左右のパンチを出しながら前進するが菅原はかわす。左ボディ、右フックを当てるのは菅原。リーが蹴りを出すと菅原はかわしてすがさず左ボディ。リーは蹴りから入り込むもそこへ菅原が右ショートのカウンター。


 リーはばったりと仰向けに倒れ、レフェリーはここでストップ。菅原が驚異のパンチの成長を見せつける結果となり、3度目の防衛に成功した。


 再びベルトが腰に巻かれた菅原は涙を流し、「K-1のベルトが獲れなくて。少しずつですけれどまた強くなってまた挑戦させてもらえるようにこれからも頑張ります」と、K-1のタイトル奪取を目標に掲げた。

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