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【UFC】マカチェフがUFC11連勝でライト級新王者に! オリヴェイラが一本負け、スターリングが負傷ディラショーにTKO勝ち、11位オマリーが1位ヤンを下す、ダリウシュがガムロ下す、ムハマッドが無敗ブレイディを下し5連勝、モカエフが一本勝ち

2022/10/23 00:10


▼バンタム級 5分3R
〇ショーン・オマリー(米国)16勝1敗(UFC8勝1敗)135.5lbs/61.46kg
[判定2-1] ※29-28×2, 28-29
×ピョートル・ヤン(ロシア)16勝4敗(UFC8勝3敗)136lbs/61.69kg

 バンタム級(5分3R)で、前王者で1位のピョートル・ヤン(ロシア)と11位のショーン・オマリー(米国)が対戦。

 ヤンは2022年4月のアルジャメイン・スターリングとの再戦でスプリット判定負け以来の試合。オマリーは、3連勝から2022年7月にペドロ・ムニョスに偶発的なサミングを入れてしまいノーコンテストとなっている。会場にはピンクのアフロヘアの観客の姿も。

 1R、サウスポー構えのオマリー。近づくヤンに左の蹴りはオマリー。しかし圧力をかけるヤン。オマリーは左ミドルも動じずさばいてじりじり前に。

 金網背にするオマリーはヤンの右を右にかわしてサークリング。右ミドルを打つヤン。オマリーも左ロー。右ストレートを伸ばすオマリー。2発目をダッキングするヤン。フェイントをかけるオマリー。ヤンはサウスポー構えの左ロー。ダブルレッグからバックテイク。スタンドバックも正対するオマリーは離れる。

 詰めるオマリー。オーソに戻すヤンはサウスポー構えから左! 左のトリプルからダブルレッグ、尻下でクラッチし、持ち上げてテイクダウウン!

 下のオマリーは背中を着けるが立ち上がり、左を振る。ワンツーから左アッパーをブロッキングするヤン。低いシングルレッグからバックに回ろうとするオマリーだが、ヤンも離れる。ホーン。

 2R、オーソから右ミドルで前に出るヤンに左ストレートを当てるオマリー! さらに左に下がるヤンだが右で逆襲のヤンがテイクダウウン! マット中央で背中を着いてガードのオマリーはフルガード。パウンド、ヒジを打つヤンは、立ち際にスタンドバックにつくと正対するオマリーになおもダブルレッグへ。切るオマリーに、スタンドでヤンは大外刈!

 すぐに立つオマリーだが疲労が見えるか。オーソから右の蹴りを出すが、ヤンが左ミドル! ジャブで制空圏を張るオマリーだが、詰めるヤンはダブルレッグテイクダウン! 中腰でパウンド。足をさばいてハーフにしたところでホーン。

 3R、左ミドルのオマリーだが空振り。サウスポー構えのヤンはジャブをかわす。二段蹴りで飛び込むヤンはシングルレッグも足を抜くオマリー。5R戦を何度も経験しているヤンは前に。右ミドルから左フックは空振り。

 オマリーは右ジャブ左の蹴りも、ヤンはダブルレッグも切るオマリーは右ミドル、右ボディ! さらに左の蹴りでヤンは出血。しかしここでダブルレッグダイブへ。金網に押し込みさらにダブルレッグテイクダウン! キムラ狙いから立つオマリーのスタンドバックにつくヤンだが、離れるオマリー。

 オマリの大きな左をかわしたヤンは左を打ち込みダブルレッグへ。尻を着きながらもヒップアタックから立つオマリー。組みに行くが、これを小手に巻いて倒したのはヤン! パウンドでホーン。大差のアンダードッグのオマリーは判定まで持ち込んだ。ヤンはテイクダウン数とコントロールタイムで上回るが、ヒット数はオマリーが上回る。

 判定は2-1で割れ、29-28×2, 28-29で、オマリーが勝利。ヤンのテイクダウンアテンプト、パウンドは厳しい評価となった。翌日に28歳の誕生日を迎える勝者は「どっちが勝ちか分からなかった。こんな思いは初めてだ。(ヤンのレスリングに驚いた?)多少驚いたけど、あんなに打たれるとは思わなかった。ブーイングなんて聞こえなかった。(次は誰と?)次の試合(スターリングvs.ディラショー)をじっくり見るよ。みんな僕がチャンピオンとやるのを見たいんじゃない?」と語った。

 なお、判定について会見で問われたダナ・ホワイト代表は、「ジャッジは間違っていたとは思わない」と私見を語っている。

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