▼第1試合 ヘビー級 3分3R
〇レヴィ・リグタース(オランダ/同級3位)
判定5-0 ※29-28×5
×タリク・オサロ(ナイジェリア)
ヘビー級の新星で同級3位のリグタースはオサロと対戦する。2020年12月にGLORYデビューしたリグタースは、3度のKO勝ちを収め、一躍トップクラスに躍り出た。戦績は13勝(6KO)1敗。昨年5月のGLORYデビュー戦でTKO勝ちを収めた20勝(9KO)1敗1分のオサロを相手に、その勢いを持続させたいところだ。両者は過去に練習していたこともあるという。
1R、左右フックで前へ出るのはオサロ。左右フックから飛びヒザ蹴りも放つ。ボディから顔面へと連打を繰り出していくオサロにリグタースはガードを固める。オサロのアグレッシブな攻撃にリグタースは下がりながらも右ローを蹴っていく。オサロが連打から右フックをヒットさせ、リグタースをロープに背負わせて左右フック&アッパー。オサロの圧倒的な手数が目立った。
2Rが始まると同時に左右フックで打ち合う両者。飛び込むオサロが左フック、リグタースは前蹴りで距離を取りワンツーを打つ。オサロは口を大きく開けて早くもスタミナ切れか。リグタースはこのチャンスを逃さず左フック、右アッパーで前へ出る。サウスポーに構えるオサロへ右ロー、さらに右ストレートを打ち抜く。リグタースは左フックからの右ハイ。サウスポーのオサロにリグタースは右ロー、前蹴りでボディを突き刺すとオサロは嫌がる。完全に形勢は逆転した。
3R、左右フックをガードの上から叩きつけるオサロへリグタースは右ロー。かなりガス欠気味ながらも飛び込んでフックを打つオサロに、リグタースはワンツーからバックキック。寄りかかるようにするオサロに細かくパンチを打つリグタース。クリンチが増えたオサロにリグタースは決め手を欠いたが、判定勝ちでGLORYでの4勝目を飾った。
リグタースは勝利者インタビューで「思っていたより厳しい戦いだった。でも、勝てたことが重要だ。もっと練習して成長してなければ。この試合は改善点が多い」と苦笑いして答えた。