▼第4試合 GLORYライトヘビー級王座決定戦 3分5R
〇セルゲイ・マスロボイエフ(リトアニア)
判定3-2 ※47-48×2、48-47×2、49-46
×タリク・カバベ(モロッコ/オランダ)
※マスロボイエフが新王座に就く。
ライトヘビー級王座決定戦は、マスロボイエフとクバベスで争われる。マスロボイエフはGLORYのリングで3連勝中で現在ライトヘビー級3位。MMAとボクシングの試合経験もある。一方、ヘビー級で活躍し、ライトヘビー級に転向したカバベは、この試合がライトヘビー級デビュー戦となる。
1R、マスロボイエフはジャブから右ロー、ガバベは左右ボディを叩く。マスロボイエフの強烈な右ローが何度も決まり、飛びヒザ蹴りも混ぜる。マスロボイエフのコンビネーションパンチの途中に右フック、右アッパーを合わせるガバベ。左右フック&アッパーをまとめたかと思うと右ヒザをアゴに突きあげるマスロボイエフ。ガバベもパンチをまとめて左ローを蹴る。マスロボイエフは右スネが避けて流血。
2R、前に出てワンツーを打つガバベを右ストレートで迎え撃つマスロボイエフ。右ローも狙い撃ち。ガバベもパンチをまとめると左右ローにつなげる。ジャブと右ローを上手く使うマスロボイエフは左アッパーを打ち込むが、ガバベもすかさず右フックをフルスイング。右ローのダメージがありながらも前へ出て左右フックを叩きつけるガバベに、マスロボイエフは右アッパーでアゴをかち上げる。
3R、マスロボイエフの左右アッパーにガバベは右フックを合わせてマスロボイエフを下がらせる。しかし、すぐに持ち直すと左右フック&アッパーで前へ出る。ガバベも負けじと打ち合うが、左フックで大きくグラつく。マスロボイエフは左ジャブをストレートのように伸ばして2発、そして右ロー。それでもガバベは前へ出て右アッパーから左ボディ、そして右ロー。マスロボイエフは左ヒザを突き刺すが、ガバベが右フックからの左ロー。マスロボイエフはジャブで突き放すがガバベは前へ出て左ボディ、左フック、右ストレートと攻めていく。
4Rもジャブを突くマスロボイエフだが、ガバベは構わず前へ出て左右フックと左ロー。マスロボイエフはガバベのタフさに疲れた表情を見せるが、右フックをヒットさせると再び前へ出る。サウスポーに構えたマスロボイエフは左ストレートをヒットさせるが、タフなガバベは前へ出てパンチをまとめての左ロー。マスロボイエフが右フックから右アッパーも、続くヒザがローブローに。明らかに疲れた表情のマスロボイエフにガバベは左ローを蹴っていく。
5R、マスロボイエフがヒザを突き上げ、ジャブから右ストレート。ガバベも右ローで反撃するが、マスロボイエフの右ローで大きくバランスを崩した。パンチをまとめて左ローを蹴るガバベ。インローを蹴り合うが両者ともローブローになってしまう。ガバベは右フックからの左ロー、マスロボイエフはジャブから右ローもガバベがワンツー、右フックで押していく。バテバテのマスロボイエフはジャブを打つが、ガバベが手数で上回る。マスロボイエフは突き放しの右ハイ、右ローを蹴るがガバベの止まらない手数が目立った。
判定は交互に両者の名が呼ばれ2-2となり、最後のジャッジはマスロボイエフ。判定3-2の大接戦でマスロボイエフが新王座に就いた。「夢が叶った。このために幾度もトレーニングを続けてきたんだ。カバべは予想ほどパワーは感じなかった。俺の方がパワーはあったんじゃないか。ディフェンスの美しさも見せられたと思う。手術の影響があってバランスが悪かったし、踏み込めなかった」と勝利者インタビューに答えた。
【GLORY】セルゲイ・マスロボイエフが判定3-2の超接戦を制して新ライトヘビー級王者にhttps://t.co/5OQrKGQGmZ pic.twitter.com/5H8SovkMUk
— ゴング格闘技 (@GONG_KAKUTOGI) October 8, 2022