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【GLORY】最終決着戦はアリスターが2度ダウンを奪って勝利、敗れたバダ・ハリは引退を示唆。ティファニーが苦闘防衛、ペットパノムルン完封勝利で防衛、ベスタティも防衛成功

2022/10/09 03:10

▼第3試合 GLORYライト級チャンピオンシップ 3分5R
〇ティジャニ・ベスタティ(オランダ/王者)
判定4-1 ※48-47×2、47-48、49-46×2
×ストヤン・コプリブレンスキー(ブルガリア/挑戦者)
※ベスタティが2度目の防衛に成功。


 ライト級王者ベズタティは、2度目の防衛戦で同級トップクラスのコプリブレンスキーと対戦する。この2人は過去に2度対戦しており、『GLORY 49』ではコプリフレンスキーが判定勝ちを収め、『GLORY 62』ではベズタティが勝利しており、1勝1敗の決着戦をタイトルマッチで迎えることとなった。


 1R、サウスポーのベスタティはジャブ、コプリブレンスキーは右ローを蹴っていく。ジャブを打ちながら左ミドル、左ストレート、左ハイを繰り出すベスタティにコプリブレンスキーは左右ローを狙い撃ち。ベスタティは相手のパンチを見事なスウェーでかわしていくが、ローはもらう。ベスタティの強力な左ボディ、そして右フック。


 2R、ベスタティはジャブをどんどん突きながら左ハイ、左ミドル、左フック。コプリブレンスキーのパンチはスウェーでかわしていく。ならばとコプリブレンスキーは左ボディ。ベスタティは左ボディからの左フック、さらに右ストレート。コプリブレンスキーが前へ出ようとするとハイアングルのヒザを突き上げる。ベスタティは前手で距離を取りながら右へ回り込んだかと思えば、オーソドックスに構えてコプリブレンスキーのパンチ、ハイキックをスウェーでかわしてワンツーを打ち返す。


 3R、ベスタティのジャブに右クロスを合わせに行くコプリブレンスキー。オーソドックスのベスタティはジャブ、ワンツー、左ボディストレート。コプリブレンスキーのパンチはダッキング&スウェーで鮮やかにかわす。ベスタティは左ボディ、さらに右ヒザ。コプリブレンスキーは右ロングフックを繰り出して前へ出るが、なかなかヒットを奪えない。ベスタティはステップを使ってコプリブレンスキーの突進をかわし、ジャブから飛びヒザ蹴りを放つ。


 4R、ベスタティの前蹴りをキャッチしてボディへ左右をヒットさせるコプリブレンスキー。ベスタティは接近戦で左右に身体を振りながらの左右ボディ、すかさず右ストレート。コプリブレンスキーも負けじとジャブ、右ストレート。コプリブレンスキーのパンチが当たり始めると、ベスタティは前蹴りで距離を修正。ジャブで突き放しにいく。コプリブレンスキーは左ボディからの右ストレート、ベスタティも右ストレートで前へ出る。ベスタティのステップが止まり、打ち合いが多く見られるラウンドとなったが、コプリブレンスキーがとった。


 5Rも前に出るコプリブレンスキー。ステップを使って回り込むベスタティにイラついたか、足を踏み鳴らして挑発する。ベスタティの左ボディにコプリブレンスキーはワンツー、ベスタティが左ミドルを蹴るとコプリブレンスキーは右ローを蹴り返す。コプリブレンスキーの攻撃をかわして左フック、右ストレートを当てていくベスタティだが、コプリブレンスキーの前進は止まらない。ワンツー、右アッパーでコプリブレンスキーを下がらせるベスタティ。コプリブレンスキーも左ローで応戦した。


 判定は4-1でベスタティが防衛に成功。「いい防衛戦だった。世界の乳がんと戦っている女性にこの勝利を捧げたい。先日、私の母も勝ったよ」とメッセージを送った。

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