▼第4試合 第2代KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王座決定トーナメント準決勝 3分3R延長1R
〇森岡悠樹(北流会君津ジム)
KO 2R 1分38秒 ※右ストレート
×炎出丸(クロスポイント吉祥寺)
※森岡が決勝戦へ進出。
森岡は2020年の『KNOCK OUT』と『REBELS』で2月の小笠原裕典戦、12月の古村光戦と2試合続けて延長で涙を呑んだが、今2021年1月に横野洋に勝利。6月大会では鈴木貫太をヒジ打ちによるカットでTKOに降し、8月にはスーパーバンタム級トップの一角である壱・センチャイジムに挑んだが判定で敗れた。今年1月大会では元・新日本キックボクシング協会フライ級王者、元ジャパンキック同級王者、スックワンキントーン認定スーパーフライ級王者の三冠王・石川直樹と引き分けている。
炎出丸は2005年4月デビュー、39歳のベテラン選手。首相撲からのヒザ蹴りを得意とし、2013年3月にはJ-NETWORKスーパーバンタム級王座に就いている。今年1月に横野洋にTKO負けするも、5月大会では加藤和也に苦戦を強いられるも得意の首相撲で勝利をもぎ取った。しかし7月大会では工藤“red”玲央に判定負けを喫している。最年長の39歳、キャリア71戦を誇る。
1R、ジャブの差し合いから始まるが、よりジャブを多用するのは森岡。ジャブを突いて右ボディストレート、左フック、テンカオにつなぐ。この右ボディストレートが何度も強烈にヒット。完全に森岡の遠い距離で試合が進み、炎出丸は空振りが目立つ。
2R、炎出丸は右ローを蹴っていくが、森岡は前蹴りとジャブ&ストレートの長い攻撃で距離を作る。前に出る炎出丸は森岡の右ボディストレートに右ストレートを返し、そのまま前へ出たが森岡の右フックにダウンを喫する。
何とか立ち上がった炎出丸だが、よく伸びる森岡の右ストレートをもらうと大きくフラつき、そこへ森岡がパンチをまとめて最後は右でダウンを追加。ここでレフェリーがストップすると同時に炎出丸コーナーからタオルも舞った。
リーチの長さを活かした戦い方で快勝した森岡は「皆さんのおかげで試合が出来ています。さらに仕上げて自分がベルトを巻いて王者になるので次も見に来てください」と優勝宣言した。