▼セミファイナル(第6試合) スーパーファイト KNOCK OUT-BLACKフェザー級 3分3R延長1R
〇龍聖(フリー)
KO 1R 1分06秒 ※左ヒザ蹴り
×小笠原裕典(クロスポイント吉祥寺)
龍聖は小学1年生でキックボクシングを始め、HIROYAの指導を受けアマチュアで多くの経験を積んで2019年4月にプロデビュー(KO勝ち)。同年8月のREBELSに初参戦し、強打で2R53秒KO勝ち。その後もKOで連勝し、6戦6勝全KO勝ちのパーフェクトレコードを更新していたが、2021年3月大会で大脇武(現TAKERU)に判定勝ち。無敗記録は更新したものの初めてKOを逃してしまった。8月大会では井上竜太を1R2分でTKOに仕留め、10月にはKNOCK OUT-BLACKフェザー級王座決定戦で銀次を判定3-0に破り初代王座に就いた。2022年4月には初の国際戦でメディ・ジライフィ(スペイン)にも勝利、7月にはRIZINに初参戦して魁志に3RでTKO勝ち。11勝(7KO)と無敗記録を更新している。
小笠原は『ONE』に参戦して4戦を経験。2020年2月の「REBELS-RED 55.5kg級王座決定トーナメント」1回戦では森岡悠樹を延長戦の末に破り、勝利をもぎ取った。続く準決勝でもKING強介を延長戦で降したが、コロナの影響でトーナメントの日程が延期・変更となったことも影響し、55.5kgを維持することが厳しくなったため決勝戦を辞退。57.5kgのフェザー級へアップし、合わせてREDルールからBLACKルールに転向したが、2021年1月の第一戦で大脇武(現TAKERU)に判定負けを喫した。5月には龍聖と王座を争うことになる銀次と延長戦の末にドロー。今回は1年4カ月ぶりの復帰戦となった。
1R、龍聖はジャブと右ロー、小笠原もジャブといきなりの左フック。龍聖のスピードのあるジャブが鋭く決まり、さらに左ハイ、右フック。小笠原もパンチを打ち返すが、右フックに龍聖が左ボディを合わせる。これで一瞬動きが止まる小笠原に龍聖は左のテンカオをグサリ。小笠原はうずくまってダウンし、そのまま立ち上がることなく龍聖のKO圧勝となった。
“どうだ”と言わんばかりに勝利をアピールした龍聖は「今日は短く。KNOCK OUTという物語の主人公としてこのストーリーを完結させたいと思っています。3月へ向けて皆さん僕についてきてください」と、意味深なコメントを残した。