▼第5試合 K-1 KRUSH FIGHTスーパー・ライト級 3分3R・延長1R
×FUMIYA(ポゴナ・クラブジム)
TKO 2R1分57秒 ※セコンドからのタオル投入
〇近藤拳成(大成会館)
昨年、王座決定トーナメントにも抜擢されたFUMIYAだが現在は3連敗中。今回は再びスーパー・ライト級のベルトを目指すべく、再起を賭けた一戦となる。対する近藤は昨年5月の『KHAOS.5』以来、約1年ぶりの復帰戦。これまでライト級で戦ってきたが、スーパーライト級に階級を上げて、ひさびさの戦いに臨む。
FUMIYAは前日計量をクリアーすることができず、減点2からのスタート、FUMIYAは10オンス、近藤は8オンス着用のグローブハンデ戦となった。
1R、笑顔を浮かべながら前へ出て圧をかけるのはFUMIYA。近藤は前蹴りと三日月蹴り気味の左ミドルでボディを攻めていき、ラウンド終了間際、近藤が右ストレートを真正面から叩き込んでダウンを奪う。
2R序盤、近藤が右フックでFUMIYAを吹っ飛ばす。FUMIYAは鼻から出血。近藤はボディへのフェイントから左フック、右ストレートで鮮やかにダウンを奪い、右の連打でFUMIYAが座り込んだところでFUMIYAのセコンドがタオルを投入。近藤が豪快なTKO勝ちを飾った。
近藤はマイクを持つと「仕事がある中で減量が大変なのは少し分かるのでありがとうございました。兄弟でやってきたのでK-1の大阪大会に弟の魁成と一緒に出たいです。あと今日は妹が誕生日なので誕生日おめでとう」と、兄弟の仲の良さを示した。
▼第4試合 K-1 KRUSH FIGHTスーパー・ウェルター級 3分3R・延長1R
〇小鉄(K-1ジム目黒TEAM TIGER)
判定3-0 ※30-28、30-28、30-27
●平塚洋二郎(チーム・タイガーホーク/大道塾仙南支部)
小鉄は昨年5月のKHAOSで平山迅にKO負けを喫して以来の1年振りの復帰戦。破壊力のあるパンチを持ち、山本優弥やK-JeeをKOで葬っているが、現在は6連敗と絶不調。戦績は12勝(8KO)15敗。
対する平塚は総合武道・空道の選手で、2013年『北斗旗全日本空道体力別選手権大会』の-260クラスで優勝している。近年はキックボクシングに挑戦し、2018年10月にはJ-NETWORKスーパーウェルター級王者に。昨年12月のKRUSH初参戦では神保克哉にKO負け。小鉄同様に今回が再起戦となる。戦績は4勝(1KO)3敗。
1Rはお互いに慎重な出足。時折、強い右ボディストレートを放つ小鉄。平塚は小鉄の打ち終わりを狙って左右フック。2Rは前蹴りを多用して小鉄が入ってくる際にパンチを狙う平塚。小鉄は右ロー、左ミドルを蹴って右のパンチへつなげる。小鉄の細かい連打からの右ローに平塚は身体を折り曲げる。
3R、小鉄のパンチからの右ローに足が泳ぐ平塚。パンチと右ローで抵抗する平塚だったが、小鉄のローで痛めつけられる。判定3-0で小鉄が勝利を収めた。