▼ダブルメインイベント第1試合(第7試合)K-1 KRUSH FIGHTフェザー級タイトルマッチ 3分3R・延長1R
〇江川優生(王者/POWER OF DREAM)
KO 1R2分14秒 ※3ノックダウン
●TETSU(挑戦者/月心会チーム侍)
※江川が初防衛に成功。
江川は幼少期からボクシングと空手を学び、2013年10月に高校生でプロデビュー。2014年10月からKRUSHを主戦場にし、今年1月の12戦目で西京春馬を破り王座を奪取した。戦績は10勝(6KO)2敗1分。
挑戦者のTETSUは2018年8月のKrush名古屋大会から参戦を果たし、その試合では敗れたものの、その後は3連勝。今年2月にキャリアで大きく上回る佐野天馬を破ると、4月にはタイトル挑戦に最も近い位置にいると見られていた伊澤波人に番狂わせの勝利を収めて今回のチャンスを得た。
1R、序盤から強打をさく裂させる江川。右フック、左右ボディでTETSUにコーナーを背負わせる。TETSUは江川の左フックで大きくグラつき、江川が詰めて右を放つとTETSUがダウン。TETSUはパンチとヒザ蹴りで反撃するが、右フックで2度目のダウン。飛びヒザ蹴りで逆転を狙ったTETSUだったが、左アッパーで3度目のダウン。江川が圧倒的な強さを見せつけ、KOで初防衛に成功した。
試合中は冷静そのもの、無表情だった江川だったが、KO勝ちが告げられると喜びを爆発させた。
江川はマイクを持つと「勝負の世界だから少し残酷な結果になってしまいましたが、TETSU選手はまだ若いので頑張ってまた挑戦してきてください」とTETSUにエールを送り、「次こそはK-1で試合を組んでください。次はウチのジムの武居由樹君が両国大会に出るので応援よろしくお願いします」と、K-1出撃を直訴した。
試合後のインタビューで江川は「3回倒されて立ってきたTETSU選手の根性は凄い。タイで準備してきた蹴りが出せなかった。会長からはもっと蹴りを出せと言われました」苦笑。そして「K-1に向けて大きな一歩になったと思います。K-1で村越選手とやりたい」と改めてK-1 WORLD GPフェザー級王者・村越優汰への挑戦をアピールしていた。