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2022年7月30日(日本時間31日)、米国テキサス州ダラスのアメリカン・エアラインズ・センターで『UFC277』が開催された。
UFC 277:Pena vs. Nunes 2 全選手計量結果
【メインカード】
▼UFC世界女子バンタム級選手権試合 5分5R
×ジュリアナ・ペーニャ(米国)王者 11勝5敗(UFC7勝3敗)134.5lbs/61.01kg
[判定0-3] ※45-50, 44-50, 43-50
〇アマンダ・ヌネス(ブラジル)挑戦者 22勝5敗(UFC15勝2敗)135lbs/61.24kg
※ヌネスが新王者に
メインイベントは、王者ジュリアナ・ペーニャ(米国)が、前王者で挑戦者のアマンダ・ヌネス(ブラジル)を迎え撃つ、UFC世界女子バンタム級タイトルマッチ。
前日の本計量では挑戦者“ライオネス”ヌネスが135ポンド(61.24kg)の王座戦のジャストでパスし、気合の表情でガッツポーズ。王者ペーニャは、134.5ポンド(61.01kg)のアンダーでパス、スケール上で笑顔のガッツポーズを見せた。
その後の公開計量では、観客の前で先にヌネスが黒のサングラスとヘッドフォンをつけて登場。そのままスケールの上でガッツポーズ。
対するペーニャは娘と手をつないで登壇。ラッシュガード姿でガッツポーズすると、ヌネスとのフェイスオフへ。互いに拳を相手のアゴまで近づけて、ダナ・ホワイト代表が両者を分けるまで、約13秒間、視線を合わせて離れず。握手は交わさなかった。
女子バンタム級タイトルマッチ(5分5R)。王者ペーニャに、前王者で1位のヌネスが立場を変えて挑戦する。
2021年12月、2R リアネイキドチョークでヌネスに一本勝ちしベルトを巻いたペーニャ。TUF30で互いにコーチを務め、今回の再戦に。
ヌネスは、前戦で先に右を当てて崩すも、徐々にペーニャのジャブを被弾し、最後は一本負けし、絶対王者の座から陥落した。オッズは挑戦者のヌネスがフェイバリット。
女子バンタム級タイトルマッチ(5分5R)。王者ペーニャに、前王者で1位のヌネスが立場を変えて挑戦する。
2021年12月、2R リアネイキドチョークでヌネスに一本勝ちしベルトを巻いたペーニャ。TUF30で互いにコーチを務め、今回の再戦に。
ヌネスは、前戦で先に右を当てて崩すも、徐々にペーニャのジャブを被弾し、最後は一本負けし、絶対王者の座から陥落した。オッズは挑戦者のヌネスがフェイバリット。
1R、タッチグローブ。サウスポー構えのヌネスはオーソに戻す。ペーニャはオーソドックス構え。サウスポー構えに戻すヌネスは細めにスイッチ。
前手の右を振るヌネス。かわすペーニャはじりじりと詰めて左から右。さばくヌネス。互いに左右から、ペーニャの前足にヌネスは右ローを当てる。
ペーニャの入りに右を合わせに行くヌネス。レベルチェンジするペーニャ。ヌネスは遠間からの戦い。ペーニャの入りに右を合わせて片ヒザを着かせるヌネス! 再びペーニャの入りに右を当てるヌネス!
左ジャブのダブルからの右をかわすヌネス。さらに右をスウェイ。しかしペーニャも左からの右をヒット! 前足を獲りに行くヌネスを切るペーニャだが、圧力をかけるヌネスが右を当てる。ヌネスのラウンド。
2R、低く構えるペーニャ。サウスポー構えのヌネスは左のヒザを見せる。さらにペーニャの入りに右! ダウンしたペーニャを立たせる。スタンド勝負を望むヌネスは、さらにペーニャの入りに右で2度目のダウンを奪い、スタンドで待つ。
左右の連打で前に出るペーニャ。そこにサウスポー構えで前手の右を突くヌネス。右前蹴りから右を突くペーニャ。左の蹴りはヌネスがさばき、サイドに回る。
左の前蹴りはヌネス。右ストレート、左ストレートを内側から突くと、カウンターの左でこのラウンド3度目のダウンを奪う! ここもグラウンドには行かないヌネス。左ミドルもあて、遠間からペーニャの入りに左ハイも。構わず前に出るペーニャは左オーバーフックで組むが、ブザー。3度のダウンを奪ったヌネスのラウンドに。
3R、開始前に笑顔を見せるヌネス。喧嘩四つの前手争いからヌネスはバックフィストも狙う。一瞬オーソに戻すもサウスポー構えになった瞬間に組むペーニャだが、上への組みはすぐに突き放すヌネス。
右前蹴りから詰めるペーニャは、強引に左右を突いて局面を変えようとするが、その打ち終わりに脇を潜り払い腰テイクダウンはヌネス! クローズドガードのペーニャの抱きつきを剥がすと、下からのペーニャの三角狙いを外して上からヒジ! ペーニャの左額から出血させる。
ペーニャは下からオモプラッタ狙いもヒジを抜き正対するヌネスがハーフガードで上に。ヌネスのヒジにペーニャの出血が多くなる。このラウンドもヌネスのラウンドに。
To the championship rounds we go 🍿
— UFC (@ufc) July 31, 2022
[ #UFC277 | Main Card LIVE on ESPN+ PPV: https://t.co/U0Pbshxhuo ] pic.twitter.com/0387055NUM
4R、ペーニャの右を掻い潜り、開始20秒でダブルレッグテイクダウンはヌネス。
再びのオモプラッタを外して正対。三角絞め狙いも肩をずらして外すと、オモプラッタも続けさせず。しかし、ペーニャは下から腕十字一閃! 一瞬、ヒジが入るが、またいだヌネスは首を両足で挟み、ヒジを抜いて上に。
ヒジを打ち込むと、再びペーニャは腕十字へ。ここもかついでスラムして外したヌネスはスタンドでダブルレッグテイクダウン! 下から腕を手繰るペーニャを剥がして上体を立てる。ブレーク。スタンドへ。
左右で強引に詰めるペーニャをニータップでテイクダウンを奪うヌネス。下からの再三の腕十字狙いをさばき、パウンドにペーニャは出血。
CHAOS. #UFC277 pic.twitter.com/hPdROvwd7P
— UFC Europe (@UFCEurope) July 31, 2022
5R、両手でグローブタッチし、ハグしてから戦いに臨む両者。ペーニャの前進にダブルレッグテイクダウンを合わせるヌネス。ギロチンで引き込むペーニャだが、すぐに頭を抜くヌネス。下からペーニャは腕十字、三角、オモプラッタ狙いもさばくヌネスはがぶり。
スタンド勝負へ。詰めて右で差して払い腰でテイクダウンを奪うヌネス! サイドを奪われたペーニャはハーフに戻してキムラ狙い。腰を抱いてクラッチして防ぐヌネスは、バックテイク。さらにペーニャの正対際にハーフで上に。
ヌネスがヒジを打ち込むとペーニャは腰を切りフルガードに戻す。足を戻して蹴り上げるペーニャだが、中腰となったヌネスはパウンドの飛び込み! 効かされてペーニャに、足をさばきバック、リアネイキドチョークへ! パームトゥパームで絞めるが、抜けたペーニャ。最後は立ち上がって、向かい合いブザー。判定へ。
The Lioness & her cub 🦁 ❤️
— UFC (@ufc) July 31, 2022
[ @Amanda_Leoa | #UFC277 ] pic.twitter.com/1wi8jNUvEo
愛娘を抱いて判定を待つヌネス。判定は3-0(50-45, 50-44, 50-43)で、ジャッジ1者が7ポイント差をつける完勝でベルトを取り戻した。
Most Title Fight Wins In @UFC History ⤵️:
— UFC News (@UFCNews) July 31, 2022
14 - Jon Jones
13 - Georges St-Pierre
12 - Demetrious Johnson
11 - Anderson Silva
🔟 - Amanda Nunes (@Amanda_Leoa)
[ All Results, Winner Interviews & More From #UFC277 ]
試合後、ヌネスは「初めて“ライオネス”と呼ばれたことのときを思い出しました。そして2つ目のベルトを獲得することが出来ました。みんな歴史を作りました。
(サウスポー構えへ戦略だった)よりよい方法で、ジムで安全に全力で戦うこと。結局のところ1人で戦うしかないので、何をすべきか考えれば答えはシンプル。
ロジャーコーチは、ロンダ・ラウジーやミーシャ・テイトをトレーニングした人。柔術も強くなったし、レスリングコーチも。3人のコーチが鍛えてくれました。そして(パートナーの)ニーナと娘、私の人生最良の日です。
もう3年もブラジルの家族に会っていないので、家族に会いたい。少し休んで、ライオネスは必ず帰ってきます。すぐに帰ってきます。誰か私にビールを1杯奢って!」と話し、コーチたちとニーナ・アンサロフと娘と円陣を組んで、勝利を祝福した。
#UFC277 Official Result: Amanda Nunes (@Amanda_Leoa) defeats Julianna Peña by Unanimous Decision (50-45, 50-44, 50-43)
— UFC News (@UFCNews) July 31, 2022
Tonight’s Live Results➡️: https://t.co/qzemujZQPG
The champ champ gets what the champ champ wants 🍺
— UFC (@ufc) July 31, 2022
[ @Amanda_Leoa | #UFC277 ] pic.twitter.com/3wWklwKkmK