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2022年7月31日(日)『RIZIN.37』さいたまスーパーアリーナで開催される「RIZINスーパーアトム級(49kg)ワールドGP1回戦」で、浅倉カンナ(パラエストラ松戸)と対戦するパク・シウ(KRAZY BEE)が、個別インタビューに応じた。
テコンドー、キックボクシングがベースのパクは、2021年10月に、後のRIZIN王者・伊澤星花からダウンを奪いながらも判定負けしたものの、2021年12月にRENAに判定勝ち、2022年4月にはストライカーの古賀愛蘭に組みも混ぜての判定勝ちと2連勝中。大島沙緒里と1勝1敗であることを考えても、MMAの完成度で言えば、今回のGPの優勝候補の1人といっていい。
日本をベースに、一時期国した韓国チームMADでは男子選手と練習。フィジカルを徹底的に鍛えてきた。
左右にスイッチし、出入りと上下にレベルチェンジする、その打撃はまさにMMA。左右どちらでも蹴れる三日月蹴り、押し込んでの打撃、離れ際の打撃にも長けており、それが組みのなかで混ぜられるなど、MMAのなかで倒せる打撃とスピードを兼ねそろえたストライカーだ。
ケージ際でのテイクダウンディフェンスは強いが、それがリング&ロープでどう変わるか。2021年10月に、伊澤からダウンを奪った、詰めての左フックからの右ストレートはスピーディーで力強く、浅倉にとっても脅威となるだろう。
浅倉とは4月まで共に練習した関係にあるが、競技人口が少ない女子MMAでは、「昨日の友が今日の敵」になることは少なくなく、女子ファイターたちは、それを覚悟して日々のトレーニングに励んでいる。
29日のインタビューでパクは「カンナ選手は練習仲間で、一緒にご飯も食べる仲だったんですけど、試合となれば自分たちの私情は関係なく、どちらが試合でいいパフォーマンスを、やってきたことを出せるか、今までの関係は試合では全く関係ないです」と言い切った。
「このトーナメントに限らず、もっと高いところを目標にしている」──パク・シウはこのワールドGPを通過点ととらえている。パクとの一問一答の全文は、以下の通りだ。
【RIZINスーパーアトム級(49kg)ワールドGP】※選手名からインタビュー
▼第15試合 RIZINスーパーアトム級(49kg)ワールドGP1回戦 5分3R
伊澤星花(日本・フリー)6勝無敗・RIZIN女子スーパーアトム級王者
ラーラ・フォントーラ(ブラジル・Constrictor Team)7勝無敗・PAWFC女子ストロー級(52.2kg)王者&COFフライ級王者
▼第14試合 RIZINスーパーアトム級(49kg)ワールドGP1回戦 5分3R
浜崎朱加(日本・AACC)23勝5敗
ジェシカ・アギラー(米国・ATT)20勝9敗
▼第10試合 RIZINスーパーアトム級(49kg)ワールドGP1回戦 5分3R
浅倉カンナ(日本・パラエストラ松戸)19勝6敗
パク・シウ(韓国・KRAZY BEE)7勝4敗
▼第9試合 RIZINスーパーアトム級(49kg)ワールドGP1回戦 5分3R
RENA(日本・SHOOTBOXING/シーザージム)12勝4敗
アナスタシア・スヴェッキスカ(ウクライナ・SC BORETS/SUBHUNTER)2019年IMMAF女子ストロー級(52.2kg)優勝、プロ2勝無敗