▼第8試合 バンタム級 5分3R
〇平川智也(マスタージャパン東京)
[ 2R 4分40秒 リアネイキドチョーク]
×根津優太(&MOSH)
元環太平洋王者の二人が久々の後楽園ホール登場を果たす。まずは第4代環太平洋バンタム級王者・根津優太(&MOSH)が約3年ぶりの戦線復帰。いきなり世界ランカー・平川智也(マスタージャパン東京)との対戦が決定した。
平川は2022年4月の前戦で4年ぶりに松下祐介と再戦し1R KO勝利。根津は、2019年11月に倉本一真に敗れ、連勝が3でストップ。しかし、2020年9月の「Road to ONE」で今成正和に判定勝ちで再起を遂げている。
1R、サウスポー構えの平川に、オーソドックス構えの根津は右インロー。平川も左インロー、右ハイを突く。左ストレートを当てる平川! 右の蹴りに合わされた根津は右スーパーマンパンチ狙いも。ダブルレッグに入る平川。切る根津。
さらに踏み込んでの左ストレートは平川! ダブルレッグも押し込まず離す。左フックを返す根津。頭を下げるレベルチェンジから打撃を打ち込む平川。根津も歩くように左右を返す。ノーモーションの右ストレートを当てる根津。四つに組んで小外の崩しは根津も平川は倒れず。
2R、右ローから入る根津。平川も右ロー。根津はチェックで痛めたか。平川は左右のフックで前に。ワンツーを返す根津。詰める平川は左フックを当てると組んでシングルレッグへ。ここは離れる根津。平川の左ストレートに、右のテンカオは根津!
さらに右ヒザも、平川はシングルレッグへ。右ローを当てると詰める左フックに根津がダウン! パウンドラッシュに立ち上がる根津。シングルレッグの平川は倒して腕十字へ。ポジションが悪く際で外して上になる平川は、亀になる根津のバックを奪い、リアネイキドチョーク! 2R 4分40秒、タップを奪い、3年10カ月前のリヴェンジを果たした。
試合後、平川は「4連敗の始まりの選手とのチャンスをいただき、ここで負けるわけいかないでしょ。『一本取れない』と言われてましたが、最後まで諦めずにいけてよかったです。自分ももうキャリアとして時間が無いので、タイトルにからんでいけるように、いい試合を組んでください」と世界王座挑戦をアピールした。