MMA
レポート

【ROAD to ONE】青木真也が判定勝ち「5年ぶり、さいたまスーパーアリーナで試合がしたいんだ。実現させてみせろ!」、猿田洋祐が内藤のび太との熱闘制す

2020/09/10 09:09

▼ONEバンタム級 5分3R
○根津優太(&MOSH)
[判定3-0
]
×今成正和(今成柔術)

 今成は、2019年2月のONEシンガポール大会以来のMMA戦。前戦では韓国のクォン・ウォンイルを相手にヒールフックでタップを奪っており、2018年10月のラディーム・ラーマン戦の腕十字に続く一本勝ちでMMA2連勝を飾っている。

 その後、グラップリングのKASAI、コンバット柔術でも見事なヒールフックで勝利するなど、磨きがかかるサブミッションに注目だ。

 対する根津優太は再起戦。2019年11月の修斗で倉本一真のジャーマン8連発を受け、3R TKO負けしたが、ソリッドな蹴りを軸に得意の打撃で距離をコントロールし試合を組み立てるなど高い技術を誇り、倉本戦までは魚井フルスイング、平川智也、祖根寿麻を相手に3連勝をマークしていた。

 今成の寝技と根津の打撃、本来交わりにくい戦いがMMAで勝つためにどんな際が生まれるか。

 1R、ともにオーソドックス構え。先に滑り込んで見せる今成。離れる根津。前手を廻し詰める今成。突き放す根津。スライディングで引き込みの今成に、足を蹴り、付き合わない根津。シッティングガードで近づく今成は立つと左ジャブも出す。追う今成。サークリングする根津。ノーガードで前に出る今成。根津も右ローもかわす今成から右ロー。

 蹴らせてイマナリロールで足をすくいにいく今成。半身からイマナリロールでついに片足を掴んだ今成! しかし根津も後ろを向いて走りながら今成に足をからませず、ヒザまでは掴ませない。足を抜く。右ローの根津に、半身でサウスポー構えになる今成は右ジャンピングパンチで飛び込むが、かわす根津。

 2R、右ローを突く根津。サウスポー構えの今成はノーガードでサイドキック。左に回る根津。オーソドックス構えになると右に回る根津。今成のロールをかわしていく。サウスポー構えの今成。

 奥足への蹴りは警戒する根津は、右ハイ。さらに前足に右ロー。右インローを当てる。左ローで前足を打つ根津。今成は若干嫌がったか。さらに右インロー。それに対し左ストレート・フックは今成。かわす根津がじりじり詰めてブザー。

 3R、詰める今成。左に回る根津は、今成の足が止まると右ロー。さらに左ロー。徹底した前足へのロー。両手を回して近づく今成。細かい足踏みフェイントから近づき、相手の打撃を誘うが、根津も大きくは打たない。

 跳び蹴りで前に出る今成だが、根津は回ってかわして右ストレート。左ジャブ。今成がロールから下になれば足への蹴り! 立ち上がり左右の二段蹴りは今成。かわす根津は最後のイマナリロールを切って、二段蹴りをかわしてジャブストレートを振ってブザー。

 判定は3-0で今成の組みを切って、ローキックを当てた根津が勝利した。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント