▼第7試合 DEEP JEWELS ストロー級 5分2R
×ケイト・ロータス(KING GYM KOBE)=52.3kg
[判定0-3] ※18-20, 19-19×2マスト判定ARAMI
〇ARAMI(フリー)=52.25kg
ケイトは柔道、糸東流空手の型、ボディビル、スポーツインストラクターを務めていた経験をバックボーンに持ち、2020年12月のプロデビュー戦で熊谷麻理奈を腕十字で極める一本勝ちも、3月大会でHIMEの打撃に後退し、プロ2戦目で初黒星を喫した。続く9月大会でもAACCのミッコ・ニルバーナ相手に組みで下となり判定負け。いずれも接戦ながら連敗を喫したが、東京に活動拠点を移しての12月大会で栗山葵に判定勝ち。フライ級からストロー級に階級を移しての第一戦となった今年5月、ベテランの長野美香にフロントチョークで敗れた。本人は試合経験を多く積むことを希望しており、早くも再起戦が決定した形だ。
対するARAMIは2017年に韓国の『Road FC 39』でプロデビューし、ホン・ユンハに判定勝ち。2戦目はDEEP JEWELSで古瀬美月にTKO勝ち。3戦目は青野ひかるに体重超過の減点2が響いて敗れ、4戦目はソ・ユジンに一本負け。
しばらく試合間隔が空き、2020年7月のDEEP JEWELSでは61kg契約で杉山しずかの対戦相手に名乗りを上げ、3Rまで奮戦するも最後は腕十字で敗れた。続く8月のDEEPでは55kg契約で新鋭の栗山葵から勝利も、10月には新鋭・伊澤星花に54.5kg契約で判定負けを喫した。12月はフライ級(-56.7kg)でミッコ・ニルバーナに判定負け、2021年6月には同じフライ級で奈部ゆかりにも敗れて連敗を喫した。
階級を気にせずどんな相手とでも戦うARAMI、今回は一気にストロー級(-52.2kg)まで階級を下げてケイトと戦う。成績は芳しくないが様々な経験を積んでいるARAMIは、まだ6戦目のケイトにとって大きな壁となりそうだ。ケイトのセコンドには練習仲間の伊澤星花がつく。
1R、互いにサウスポー構え。右を振って飛び込むケイト。左カーフキックも。ARAMIは右の蹴りもかわすケイト。出入りで右から左ミドルを当てる。
さらに右ミドル。左ミドルの蹴り足を掴むARAMIに足は抜いたケイトだが、ARAMIは押し込みダブルレッグテイクダウン! 左足を挟むARAMIに足を抜き立ち上がるケイト。その際でスタンドバックにつくARAMI。正対狙うケイトにボディロックからドライブするARAMI。金網背に右手をこじいれるケイト。ブレーク。
スタンド再開。左ハイを打つケイトにその打ち終わりに組むARAMI。金網まで押し込むARAMIはダブルレッグへ。尻下でクラッチしたARAMIは持ち上げてテイクダウンしてゴング。先に組まれてしまうケイト。
2R、遠い間合いに立つケイト。右手ジャブを突いて圧力をかけるARAMI。ケイトの左の蹴りの打ち終わりに組んでシングルレッグから回してテイクダウン。すぐに立つケイトだが、金網背に。
左腕を差し込むケイト。左で差して押し込むARAMIに右で小手に巻くケイト。ブレーク。
右前蹴りを突くケイト。さらに左前蹴り。左から左右を振るカイトだが、そこにカウンターのダブルレッグテイクダウンはARAMI。金網背に上体を立てるケイトだが、尻下でクラッチするARAMI。そのクラッチを切るケイトは右で差して体を入れ替え。しかし、すぐに戻すARAMI。
力の入る組みの攻防も最後は金網に押し込むのはARAMI。シングルレッグに入ると、腰を抱いて尻餅まで着かせるARAMI。ケイトが立ち上がるも、最後もARAMIが尻を着かせたところでゴング。
判定は3-0(20-18, 19-19×2マスト判定ARAMI)でARAMIが勝利。3連敗から脱し、戦績を6勝6敗の五分に戻した。