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【DEEP】ライト級王者・大原樹理が1R KO初防衛! 上迫博仁が北岡悟にスプリット判定勝ち、中村大介が無敗ユータ&ロックに初黒星つける「42歳、ここからが全盛期です」、渡部修斗が判定勝ち、杉山廣平が本田良介に競り勝つ、ARAMIがケイト降す、赤沢が秋山セコンドでTKO勝ち

2022/07/10 14:07

▼第5試合 バンタム級 5分2R
〇雅 駿介(CAVE)=61.7kg
[判定3-0] ※20-18×3

×海飛(和術慧舟會HEARTS)=61.6kg

 バンタム級で、ムエタイvs.極真のMMA対決が実現。

 雅は元ムエタイオープンライト級王者&スック・ワンキントーンライト級王者&WMC日本ライト級王者。2021年2月のDEEPでのMMAデビュー戦で「朝倉未来1年チャレンジ」のヒロヤを相手にケージムエタイを駆使して判定勝ち。しかし、7月の前戦では元英雄伝説アジア王者のRYUKIを相手に、テイクダウンを仕掛けるも際で下となり、三角絞めを外されパウンドでTKO負け。

 2022年1月の石渡伸太郎引退興行では、風間敏臣のハンマーロックで一本負けで2連敗も、4月の大阪大会で中本龍平に判定勝ちで再起を遂げた。

 対する海飛(和術慧舟會 HEARTS)は極真空手出身。2020年12月のPANCRASEアマチュア全日本オープントーナメントライト級優勝。さらに2021年3月のDEEPフューチャーキングトーナメントフェザー級でも優勝し、この2つのトーナメントで7試合連続KO勝ちをマークした。

 その後、『格闘DREAMERS』で漆間蒋生にスプリット判定勝利。6月19日の「DEEP TOKYO」では、山口コウタのテイクダウンに苦しみながらも、サウスポー構えからの右の蹴りを当て、最後はギロチンチョークで一本勝ちし、DEEP本戦初勝利を飾った。しかし2021年7月のDEEP2戦目で佐藤拳駿のギロチンチョークに捕まり、スプリット判定負けで初黒星。続く2021年10月のDEEPでも平松翔の右フックに1R 63秒、TKO負けを喫している。

 しかし、2022年3月に牧野滉風を2R TKOに降すと、4月のPOUND STORMで鈴木崇矢も2R TKO。2連勝中だ。

雅 駿介「盛り上げて勝ちます。最高の日にします」

海飛「明日もしっかり丁寧に勝ちます」

 1R、サウスポー構えの海飛、オーソドックス構えの雅。左ハイを見せる海飛。かわす雅が前手の左フックを突いて前足にシングルレッグから押し込んで左で差す。

 右で小手に巻く海飛。雅のヒザが海飛の股間に入りローブローとなり中断。

 雅に口頭注意で再開。右の関節蹴りを狙う海飛。さらに右ジャブ。近い距離では雅の右がヒット。さらに右インロー。左回りでさばく海飛に、左ミドルを当てる雅。

 海飛はワンチーの左も、圧力を受けて金網背に。左で差す雅は押し込み崩しも、ここで崩れない海飛が左ストレート! 雅も右ストレートを返すが、海飛の蹴りがローブローとなる。

 今度は海飛に口頭注意で再開。左の刺し合い。右を当てる雅。さらに右ミドルも。海飛はシングルレッグに入ると。組んで小外がけを効かせてテイクダウンは雅! 上でゴング。

 2R、右ジャブで右回りで外を取る海飛。左前手のフックで押し返す雅は右ハイも。かわす海飛は右を伸ばすが、雅もワンツーの右を当てる。

 海飛も右ロー。ニータップで組みに行く雅。断ち切る海飛。雅は踏み込んでの右ストレートをかすめる。前手を掴んでヒジも狙う雅。そこを海飛が詰めて来ると、カウンターのシングルレッグテイクダウンは雅!

 インサイドからパウンド狙う雅に、海飛は金網使い立とうとするが、そこでスタンドバックから対角のリストコントロールをして両足をかけて抱きつく雅。これを落として海飛が上になったところでゴング。

 判定3-0(20-18×3)で雅が勝利。5戦3勝2敗と勝ち推しを決めた。

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