▼第3試合 バンタム級 5分2R
×山本有人(リバーサルジム東京スタンドアウト)=61.55kg
[判定0-3] 18-20×2, 19-20
〇濱口奏琉(パラエストラ和泉)=60.95kg
2022年フューチャーキングトーナメントで、フェザー級の五明宏人とともに、バンタム級で際立つ強さを見せた濱口奏琉がプロMMAデビューする。
“ソウル”は、極真会館で2018年、2019年の国際親善空手道選手権大会高校男子上級65㎏級で2連覇の空手家。レスリングでも2021年7月の西日本学生新人選手権大会でグレコローマンスタイル63kg級優勝、全日本学生選手権5位の実績を持ち、3月のフューチャーキングTで4試合を勝ち抜き優勝を果たした。弟の濱口来音もグレコ55kg級で活躍しており、注目の兄弟の兄がパラエストラ和泉からプロデビューとなる。
対する山本有人はリバーサルジム東京スタンドアウト所属。RIZINファイターの瀧澤謙太らとともに練習し、2021年10月のプロデビュー戦こそ宮島夢都希に判定負けも、2022年2月の「DEEP106」で岩見凌に、5月の「DEEP107」で小原卓にいずれも判定勝ちしている。MMA2勝1敗の経験値、アグレッシブなファイトスタイルで濱口を混乱させるか。
山本有人「濱口選手のデビュー戦、しっかり躓いてもらおうと思うので見ておいてください
濱口奏琉「デビュー戦ですが圧倒して勝ちたいと思います」
1R、ともにオーソドックス構えから。右カーフを当てる濱口。山本の入りをさばき、右サイドキックも。山本はダブルレッグテイクダウンも、尻餅で立ち上がる濱口。左で差して押し込グレコの使い手でもある濱口に、右で足をかけて防ぐ山本。
右ローを当てる濱口。2発目を掴んでダブルレッグテイクダウンは山本。濱口の右手を後ろ手に掴む山本。右手を抜く濱口は上体を金網に立てて座る。山本は両足をヒザ上に乗せて支点を無くす。
足を戻して立ち上がる濱口が両脇を差して崩しパウンドもすぐに立つ山本。離れ際に左フックを当てて前に。濱口も右を返すと、左で差して前に。押し込んで右ヒザを突く。
2R、飛び込んで右を当てる濱口! 山本はダブルレッグで押し込み間合いを潰す。右で差して左を突く濱口はヒザも突く。その際で離れる山本。右の前蹴りをアゴ下に当てる濱口。山本の組みにバックにつこうとする濱口に正対し立ち上がる山本。
右ローを前足に当てる濱口。バックスピンキックの打ち終わりに突っ込む山本だが、それをいなしてスタンドバックにつこうとする濱口。山本も正対して離れると、スタンドで右跳びヒザ! 濱口の低いシングルレッグを切る山本だが、濱口もシングルレッグで片足を上げて右のパンチ。
詰める山本は右のヒザ。しかし距離を取る濱口は右ロー。詰める山本は「来い」と誘うが、その山本にローシングルで山本に尻餅をつかせてゴング。判定は3-0で序盤から右の蹴りを当てた濱口が2Rを制した。