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レポート

【Krush】玖村修平が新美貴士を攻略して悲願の王座奪取、神保克哉は奮闘する植村真弥をKO、無敗ホープ対決は寺田匠が制する

2022/05/21 23:05

▼第8試合 Krushフェザー級 3分3R延長1R
×稲垣 澪(K-1ジム大宮チームレオン/Bigbangフェザー級王者)
判定0-3 ※27-30、26-30、27-29
〇寺田 匠(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)


 稲垣は極真館空手出身でジュニア時代から数々の入賞歴を持ち、15歳で全日本ウェイト制大会-60kg優勝。キックボクシングではABEMAの『格闘代理戦争』に出場して名を上げ、2020年4月にプロデビュー。KHAOS、K-1、Krushで3連勝するとBigbangに出場して2連勝で2021年11月にBigbangフェザー級王座を奪取した。戦績は5勝(3KO)無敗。


 寺田は幼少期から様々な格闘技を学び、地元・九州のアマチュア大会でキャリアを積んで同じく『格闘代理戦争』に出演。2020年4月にプロデビューすると、現在まで4勝(2KO)無敗。2021年12月には無敗のホープ対決として注目された松山勇汰戦で豪快KO勝ちを飾っている。


 両者は『格闘代理戦争』の試合で対戦しており、その時は稲垣が勝利を収めている。今回はプロで両者無敗のままでの再戦を迎えた。



 1R、まずはローとカーフの蹴り合い。寺田は一発一発が重いパンチを繰り出していき、稲垣がガードを固めると左ボディ。さらに左アッパーも突き上げる。ガードを固める稲垣の頭を巻き込むように打った右フックで稲垣が前に崩れ、ダウンがコールされた。


 2R、寺田は前蹴り、ヒザ蹴り、そして左ボディとボディへの強い攻撃を決めていく。稲垣はガードを固めて寺田が打って来ると打ち返しを狙う。そのガードの隙間を縫うような寺田の左ボディ、ヒザ。


 3Rは稲垣が前へ出てパンチとヒザで打ち合う。寺田の左ボディに左フック。稲垣もヒットを奪うが、寺田の一発の破壊力のインパクトが強い。稲垣のパンチをもらっても退かず、左ボディや左アッパーを打ち込んでいく。最後は足を止めての打ち合いとなり、試合終了。


 攻撃力を見せつけた寺田が大差の判定勝ちで勝利、ベルトを巻くポーズで王座挑戦をアピールした。

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