2026年1月24日(土)タイ・バンコクのルンピニースタジアムにて『ONE Fight Night 39: Rambolek vs. Dayakaev』(U-NEXT配信)が開催され、ONE女子アトム級(52.2kg)で澤田千優(日本)が、MMA4戦無敗だったナタリー・サルチェード(米国)に判定3-0で勝利。同級王座戦線に名乗りを挙げた。
レスリング時代からの右足前のサウスポー構えから左の打撃を軸に、テイクダウンも決めた澤田は、サルチェードの寝技も完封し、これでONE3連勝、MMA戦績を11勝1敗1分とした。
現アトム級王者のデニス・ザンボアンガが、25年1月のアリヨナ・ラソヒナ戦の2R TKO勝ち以降、負傷等で試合から遠ざかっているいるなか、サルチェード戦前から王座戦、三浦彩佳戦をアピールしていた澤田は、4月29日のONE日本大会で、その試合の実現を目論んでいる。
試合後のマイクは無かった澤田に、ONE公式からのインタビューが届いた。
いつでも戦える、タイトルマッチに向けて準備はできている
──プロ無敗だったナタリー・サルチェード選手と実際に戦ってみていかがでしたか。
「相手が柔術ベースなのは分かっていたので、そこに付き合わず、自分の練習してきたことをしっかり出すのが目的でした。狙い通りに試せたので良かったと思います」
──澤田選手の強さが目立っていましたが、試合前に想像していたのと比べていかがでしたか。
「寝技はイメージ通りで、下からのアプローチがしっかりある相手だと感じました。一方でスタンドの打撃は、アメリカ人だからもっと強いパンチがあるのかなと思っていましたが、意外とそこまで痛くなくて、普段の練習ではもっと嫌なイメージをしていた、というのが戦ってみての正直な感想です」
──サウスポー構えからの左の攻撃など、澤田選手はスタンドでの打撃が非常に強化されている印象を受けましたが、どう感じていますか。
「打撃は必要不可欠だと思ってずっと取り組んできました。今回は、それを試合でより出せたと思います。11月の試合では出し切れなくて自分の中で納得できなかったので、そこを練習してきたことを今回はしっかり出せたのが良かったです」
──試合後のSNSでは「さらにMMAを磨く」と述べていました、具体的にどの部分を強化していきたいですか。
「打撃の鋭さや蹴りの精度など、まだまだ一撃で倒せるレベルではありません。MMAとしての打撃もそうですし、寝技の部分も含めて、ベルトを獲るためにもう一段階強化しないといけないと感じています」
──今回、無敗だったナタリーとの試合で勝利し、ONE3連勝となりました。
「無敗の選手は、勝ちの経験しかないぶん、良いイメージを持ったまま戦ってくると思います。そこに勝てたことは自分の中でも自信になりました。試合内容としても、打撃で練習してきたことを狙い通りに出せたのが、自信につながる試合になったと思います」
──以前もタイトルショットへの強い思いを聞かせていただきましたが、それについて今の心境は?
「この試合を通して、できたことと、もっとやらないといけないことが明確になりました。タイトルショットは、今も変わらず強く望んでいます」
──以前は具体的な選手名を挙げていましたが、今も変わらないですか?
「4月29日の日本大会で戦えるなら注目度も高いですし、日本人対決はファンにとっても面白いカードになると思います。そこで三浦(彩佳)選手と対戦をし、ONEのタイトルを獲れたら一番いいと思っています。これまで何度かチャンスはあったと思うので、こちらとしてはアピールしてきました。ただ、返答がないままスルーされているので、何か反応があれば盛り上がるのにな、と思っています。彼女がどう思っているのかは分からないですが、なにか返答ほしいです」
──澤田さんはSNSも強化していると思いますが、何か変化はありますか?
「今までが発信しなさすぎたと思っています。日本国内でも、もっと自分やONEを見てもらうためにアピールは必要だと感じています。日本大会もあるので、存在感を出して、自分の試合やONEの試合をもっと盛り上げたいです。それに、発信していかないと、ファンの方にも届かないですし、団体側にも注目されにくいので、しっかり存在感を示したいと思っています。ONEのメディアやSNSでも取り上げてもらっているので、その分しっかりシェアして、モチベーションにしています」
──あらためて今年の目標を教えてください。
「目標はタイトルマッチをやって、ベルトを獲ることです。前回のインタビューでも答えさせていただきましたが、ベルトを獲るだけじゃなくて、スタンプ選手や、ザンボアンガ選手など、ONEで経験を積んでいる強豪とも戦えるところまで行きたいです」
──ファンにメッセージを。
「ONEファンの皆さん、日本のファンの皆さん、応援していただきありがとうございます。しっかり3連勝することができました。タイトルマッチに向けて準備はできているので、いつでも戦える状態にしています。それなので是非、タイトルショットをもらえたら嬉しいです。これからも応援してもらえるように頑張るので、引き続き応援よろしくお願いします」