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【ONE】8.2 マニラで、DJvs和田竜光、ハガティーvsロッタン、フォラヤンvsアルバレス、若松佑弥vsマクラーレン、竹中大地vsイッサ、三浦彩佳vsサントス

2019/06/10 22:06
【ONE】8.2 マニラで、DJvs和田竜光、ハガティーvsロッタン、フォラヤンvsアルバレス、若松佑弥vsマクラーレン、竹中大地vsイッサ、三浦彩佳vsサントス

(C)ONE Championship

8月2日(金) フィリピン・マニラのモール・オブ・アジア・アリーナで開催される「ONE: DAWN OF HEROES」のカードが発表された。

ONEフライ級ムエタイ世界選手権試合として、ジョナサン・ハガティー(英国)vsロッタン・ジットムアンノン(タイ)が決定。61.2kg契約で4オンスのオープンフィンガーグローブで両者は対戦する。

ハガティーは、2019年5月3日ジャカルタで行われた『ONE: FOR HONOR』で“左ミドルの達人”サムエー・ガイヤーンハーダオ(タイ/王者)から2度のダウンを奪い、王座奪取。ムエタイのレジェンドを破り新王者となったハガティは「次はロッタンとやりたい」と、防衛戦の相手に指名していた。

那須川天心と激闘を繰り広げたことで知られるロッタンは、前戦5月に地元タイ・バンコクで、カンボジアの打撃格闘技クン・クメール出身のソク・ティーを2R1分36秒、KOに仕留め、「世界タイトルマッチを戦うことは自分の夢。すぐにタイトルショットに向かいたい」とハガティーに挑戦する意向を示していた。

また、同大会では、フライ級ワールドGP準決勝として、デメトリアス・ジョンソン(米国)vs和田竜光(フリー)、ダニー・キンガド(フィリピン)vsカイラット・アクメトフ(カザフスタン)も実施。

3月の両国大会で若松佑弥をギロチンチョークで極めたジョンソンは、続けて日本人と対戦。和田は2018年7月のONE初陣でリース・マクラーレンにスプリット判定で敗れたものの、11月にユージーン・トケーロにリアネイキドチョークで一本勝ち。2019年1月にキンガドに判定負け後、4月にはグスタボ・バラルトに判定勝利でGP準々決勝を勝ち上がり、星を五分に戻している。

DJはGP準々決勝で若松の動きを1Rで把握すると、2Rには2手先、3手先を読むかのごとく先回りして最後はスタンドのギロチンチョークでタップを奪っている。引き出しの多い和田が、DJ相手にどんな戦い方をするか、注目だ。

その和田から1月にバックマウントを奪うなど判定勝ちし、3月両国大会で仙三と死闘を繰り広げたキンガドは、同じく3月大会でのGP準決勝でリース・マクラーレンを判定で下した元世界王者アクメトフと対戦する。

アクメトフは“豪州のグラップラー”マクラーレンのテイクダウン狙いを切り、フックの圧力と手数で判定勝ちをものにした。キンガドとしては変則的でタイミングが読み辛い打撃でアクメトフを上回りたいが、アクメトフにはマ・ハオビンをコントロールした強力な組み力もある。果たして競り勝ち、決勝に駒を進めるのはどちらか。

また、3月にDJに敗れた若松佑弥(TRIBE TOKYO M.M.A)がマニラで復帰戦。戦績上ではキンガド、DJと強豪相手にキャリア初の連敗を喫している若松にとっては、ONEで何としても初白星を掴みたいところ。

しかし、対戦相手のマクラーレンはアクメトフに敗れるまではフライ級に転向以降、3連勝をマークしていた強豪。グレコローマンでは豪州王者にもなっており、レスリングと柔術を融合させて戦うグラップラー。スクランブルにも強い若松は、アクメトフのようにマクラーレンのテイクダウン狙いを切り、スタンドで優位に立つか。

ライト級では、エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)vsエディ・アルバレス(米国)のONEとUFCの元王者対決も決定。フォラヤンは3月に青木真也に一本負けからの再起戦。アルバレスも両国大会でティモフィー・ナシューヒンの右ストレートでTKO負けを喫しており、ともに再起を目指す。

バンタム級では竹中大地(パラエストラ和泉)vsレアンドロ・イッサ(ブラジル)も決定。竹中は2018年2月のONE初戦で勝利もその後、2試合続けて現地で試合が無くなっていたが、2019年2月のバンコク大会のリングで、ニュージーランドのマーク・フェアテックス・アベラルドと対戦。リアネイキドチョークを仕掛けるなど攻勢だったが、パスガードを狙う竹中に下からアベラルドがヒジでカット、ドクターチェックの末、竹中がTKO負けとなった。1、2R、ともにチョークでニアフィニッシュの状態を作りながら極め切れなかった竹中にとっては悔しいストップだった。

対するイッサは、2017年8月からトニ・タウル、キム・デフォン、ローマン・アルバレスに勝利し3練習を飾るも、2018年10月にタジキスタンのムイン・ガフロフの右フックの前に1R KO負け。ガフロフに5連勝を許している。前戦は、2019年4月のマニラ大会で中国のフー・チャンシンを相手に再起戦に臨み、三角絞めからの腕十字でタップを奪った。

黒帯柔術家として強いグラップリングに加え、ムエタイも武器とするイッサ。元プロ修斗環太平洋フェザー級王者で関西MMA界軽量級の雄・竹中も相手をコントロールし削って極めを狙う選手だ。ともに組み技を得意とする両者。スタンドも含めた戦いのなかでよりフィニッシュに近づくのは?

また、女子ストロー級では、三浦彩佳(TRIBE TOKYO M.M.A)がブラジルのサマラ・サントスを相手にONE2戦目に臨む。三浦は、2月シンガポール大会でONEデビュー。アルゼンチンのラウラ・バリンと対戦し、得意の柔道の払い腰でテイクダウンを奪い、スカーフホールド(袈裟固め& V1アームロック)でタップを奪っている。

対するサントスはMMA11勝6敗1分。2018年9月の上海大会でONEデビューし、日本大会でアンジェラ・リーに5R TKO勝ちしたことでも知られる中国のション・ジンナンと対戦。地元の王者ジンナンにTKO負けしたものの、3Rまで粘る激闘を展開している。

柔道出身の三浦は首投げでのテイクダウンからバックを取らさずに削り、極めを狙うファイター。対するサントスはONE参戦前の2016年12月から2018年4月まで4連敗を喫しており、決してテイクダウン耐性が高いタイプではないが、ジンナン戦では大きな右を振り、首相撲からのヒザ蹴り。下になっても極めを許さない防御力も見せている。スタンドに課題を残す三浦にとっては油断できない相手が用意された。

今回のカード発表に三浦は自身のSNSで「しっかり勝ってタイトルマッチに繋げていきたいです」と意気込みをツィート、王者ジンナンとの距離をはかる上でも重要な試合であることを記している。

◆ONE: DAWN OF HEROES
Friday, 2 August 2019
Mall of Asia Arena, Manila, Philippines

▼ONE Flyweight Muay Thai World Championship
ONE Super Series Muay Thai (4oz. gloves): 61.2kg
Jonathan Haggerty (C) vs
Rodtang Jitmuangnon

▼Mixed Martial Arts: 77.1kg
Eduard Folayang vs
Eddie Alvarez

▼ONE Flyweight World Grand Prix Semi-Finals
Mixed Martial Arts: 61.2kg
Demetrious Johnson vs
Tatsumitsu Wada

▼ONE Flyweight World Grand Prix Semi-Finals
Mixed Martial Arts: 61.2kg
Danny Kingad vs
Kairat Akhmetov

▼Mixed Martial Arts: 77.1kg
ONE Lightweight World Grand Prix Semi-Finals
Honorio Banario vs
Timofey Nastyukhin

▼Mixed Martial Arts: 61.2kg
Reece McLaren vs
Yuya Wakamatsu

▼Mixed Martial Arts: 65.8kg
Leandro Issa vs
Daichi Takenaka

▼Mixed Martial Arts: 56.7kg
Ayaka Miura vs
Samara Santos

▼ONE Super Series Muay Thai (4oz. gloves): 65.8kg
Neunglanlek Jitmuangnon vs
Chris Shaw

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