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【ONE】今成正和、三浦彩佳が一本勝ち。工藤政英はペッダムにKO負け。スタンプが女子二冠に。熱戦ライト級GPも=2.22「ONE:CALL TO GREATNESS」

2019/02/22 19:02
【ONE】今成正和、三浦彩佳が一本勝ち。工藤政英はペッダムにKO負け。スタンプが女子二冠に。熱戦ライト級GPも=2.22「ONE:CALL TO GREATNESS」

(C)ONE Championship

2月22日(金)、シンガポール・インドアスタジアムにて「ONE:CALL TO GREATNESS」が開催された。

メインでは、ONE Super Series 世界アトム級ムエタイ選手権試合が行われ、スタンプ・フェアテックスがジャネット・トッドを5R判定で下し、同級キック王座と併せ、二冠を達成した。

メイン前に行われたライト級GP1回戦2試合では、サイード・フセイン・アサラナリエフとアリエル・セクストンが準決勝進出。セクストンはアミール・ハーンを相手に得意の粘り強い組技で最後は逆転の一本勝ち。そして、ONEで山田哲也やティモフィ―・ナシューヒンら強豪を降してきたアサラナリエフは、今回エブ・ティンを相手に25秒、脅威の左フックでTKO勝利。その実力が本物であることを証明した。

この結果、1月大会でホノリオ・バナリオを1R TKOに降したローウェン・タイナネスと合わせて、3選手の準決勝進出者が決定。残り1枠を3月31日の両国大会でエディ・アルバレスとナシューヒンが争う。

また、日本からはMMAルールで三浦彩佳がアルゼンチンのラウラ・バリンに払い腰からのスカーフホールドで一本勝ち。今成正和が6戦無敗だった韓国のクォン・ウォンイルからヒールフックでタップを奪い、連勝を飾った。

キックボクシングルールでは工藤政英が元ルンピニースタジアム認定バンタム級1位のペッダム・ペッチンディーアカデミーと対戦。ペッダムの左ミドルを効かされた工藤は続く左ストレートを浴び2R KO負け。ONE2連敗となった。



◆ONE:CALL TO GREATNESS

▼ONE Super Series 世界アトム級(52.2kg)ムエタイ選手権試合 3分5R
○スタンプ・フェアテックス(タイ)
[判定3-0]
×ジャネット・トッド(米国)
※スタンプが2冠達成

リング、オープンフィンガーグローブでのムエタイ戦。キレのあるダンスで入場はスタンプ。

1R、ともにオーソドックス構え。トッドの前蹴りに左右の回転速いワンツーはスタンプ。右ミドルのトッドの蹴り足を掴み左右を入れる。右ローを入れるスタンプ。スタンプのワンツーに首相撲に組むトッドは頭をアゴしたにつける。スタンプの右ミドルに右ミドルを返しにいくトッドだが、その蹴り足を掴んだスタンプは右ストレートを3連打!

2R、トッドは右ロー。ワンツーから組み付くスタンプだが首相撲はトッドが回す。前蹴りをヒットさせるトッド。さらに左ミドルを戻し速く打つ。ワンツーが速いスタンプ。その圧力にトッドはクリンチ。スタンプの入りに左フックを当てる。

3R、右前蹴りはトッド。スタンプの入りに組むトッドは右縦ヒジへ。かわすスタンプも接近戦で右フックをヒット! 遠間からの右前蹴りはトッド。さらに左の前蹴りも入れるが、そのうち終わりに右ストレートはスタンプ。組んでトッドを前方に押し倒す。ともに右ミドル。トッドは徐々に距離を保つ。

4R、右ローから入るトッド。スタンプは右ヒジで飛び込む。右ロー当てるトッド。スタンプは足をひき、かわすようにすると続くローはつかみにいく。足を抜くトッド。スタンプは大きなワンツーで飛び込むと右ストレートがヒット。ワンツーミドルで飛び込むスタンプ。組めばボディロックから押し倒しも。

5R、グローブタッチした両者。互いに右ローから、近づけば打ち合いに。互いに右を当てると左フックの返しはトッド! 首相撲はトッドが凌ぐと、スタンプは足をかけてこかす。顔を腫らしてきたスタンプだが、トッドのワンツーに右ヒジを返す。圧力をかけるのはトッド。下がるスタンプだが、ジャブの刺し合い。コーナーに詰まると3連打で押し返す。残り10秒の拍子木で前に。ゴングに両者はハグ。

判定は3-0でスタンプが勝利。勝者コールに口を押さえたスタンプは涙を流して、キックのタイトルと併せて2つのベルトを肩にかけた。右目を腫らせたスタンプは勝者インタビューで言葉に詰まりながら、「試合ではいろいろあった」と苦戦を語った。

▼ONE世界ライト級(※77.1kg)GP1回戦
○アリエル・セクストン(カナダ)
[3R 1分13秒 リアネイキドチョーク]
×アミール・カーン(シンガポール)

世界ライト級GP1回戦のもう1試合。怪物アサラナリエフと対戦するのは?

1R、ともにオーソドックス構え。ハーンの左ローにシングルレッグで入るセクストン。切るハーンだが、セクストンは右目尻から出血し中断。再開。圧力かえるハーンはワンツー。セクストンはシングルレッグから右を差し上げ、押し込むが突き放すハーン。セクストンは右のオーバーハンドを振る。

しかしそれをかわしたハーンは右。左に回るセクストンは大きな右で組み付きにいくが、それを左右で押し返すハーンが連打で前へ! 後退するセクストンだが、両脇を差してバックに。リフトからテイクダウンを狙うが、ハーンはロープに腕をひっかける反則で凌ぐ。なおもバックを取り右足をかけにいくセクストン。

2R、右を角度をつけて連打し、右を差して組み付くセクストン。左で小手に巻くハーンに脇をくぐりバックに回るセクストン。しかしハーンも再び小手に巻き、突き放すと右ヒジ、さらに打ち下ろしの右フック! ダウンしたセクストンは下から足関節狙いで立つ。


右フック、右アッパーを当てて組むセクストン。右で差すが左小手巻くハーンは正対する。なおも右振り右差すセクストン。離れ際にハーンは右を当てる。後退しながらも気持ちは切らさないセクストン。右で差してみたび組み付くとバック奪いリフトしテイクダウン! パウンドするセクストン。さらにセクストンがマウントを奪ったところでゴング。

3R、両手を挙げて自らを鼓舞しタッチをするセクストン。左右で前に出るとカウンターのヒジはハーン。しかしコーナーに詰めたセクストンはボディロックからテイクダウン! バック奪いマウントから身体を伸ばすとリアネイキドチョーク! 頭後ろに手を回し絞め上げるとハーンがタップ。セクストンが地元ハーンに逆転勝ちを収めた。

これでセクストン、ローウェン・タイナネス、アサラナリエフが準決勝進出。残る1人は東京で決まる。

セクストンは「ハーンはすごい選手だった」と讃えると、準決勝で対戦するアサラナリエフがリングイン。セクストンとハグをかわすと「タフファイイトだった。エキサイティングな試合になるだろう」とコメント。セクストンも「アサラナリエフをリスペクトしている。そのヒゲもね」と笑顔で返し、2人でファイティングポーズで写真に収まった。

▼ONE世界ライト級(※77.1kg)GP1回戦
○サイード・フセイン・アサラナリエフ(トルコ)
[1R 0分25秒 TKO] ※左フック
×エブ・ティン(マレーシア)



3月東京大会ではエディ・アルバレスが登場する世界ライト級GP。注目すべき選手が登場する。ロシアのダゲスタン共和国出身でトルコ在住のサイード・フセイン・アサラナリエフだ。アサラナリエフは山田哲也に腕十字で一本勝ち、ティモフィ―・ナシューヒンを1分57秒でTKOに降している。対するティンは16勝5敗。前戦で青木真也に一本負けするまでは鈴木信達、アリエル・セクストン、安藤晃司に勝利し3連勝していた。

1R、ともにオーソドックス構えから。アサラナリエフは左インロー。かわすティンだが、アサラナリエフはオーソから左フック! 軸がぶれない左にティンはダウン! 続く鉄槌にレフェリーが間に入った。

アサラナリエフがGP1回戦を難なく突破。MMA7勝1敗、反則負けの黒星を除けば、実質負け無しの怪物が準決勝進出を決めた。

▼ONE Super Series ライト級(※77.1kg)キックボクシング 3分3R 
○ニキー・ホルツケン(オランダ)
[判定3-0]
×ムスタファ・ハイダ(イタリア)

1R、長身サウスポーのハイダにオーソのホルツケンはワンツーで飛び込む。右前手を伸ばすハイダは左ミドルも、踏み込むホルツケンは蹴り足を掴んで足払い。右ハイはかわされる。ジャブ、左ミドルはハイダ。さらに左ストレートはホルツケンはかわす。左ロー、右ボディはホルツケン! 今度は右で奥足ローを2発。ハイダも左ミドルを返す。さらに右にずれての左ストレート! ホルツケンはバックキックもかわされる。

2R、中央を先に取るホルツケン。アップライトのハイダは左ミドル。ホルツケンは首押さえ左から右ヒザの二段蹴り。ハイダは右手でホルツケンの左手を押さえに行く。詰めるホルツケンもワンツー、さらに左ボディから右ハイ! ブロックするハイダは右にステップして左ストレートを狙う。右アッパーはかわすホルツケン。左ボディから右の対角攻撃はホルツケン。ハイダの左ミドルに左右のフックで距離を潰す。ハイダは右ミドルに切り替える。

3R、ハイダは右ジャブ、右ハイ。ブロックするホルツケンは前に出るが、そこにハイダは左ストレートで押し返すと、ホルツケンの入りにジャブロー当てる。右ハイはホルツケン。さらに右の後ろ廻し蹴り! ブロックするが飛ばされるハイダ。左ストレートで押し返す。左目じりから出血するハイダ。再開。左で前に出るハイダにホルツケンは強烈な右ロー! 身体が流れるハイダ。ホルツケンは右ロー、右ハイ左ヒザ。ハイダは左ストレート返すがホルツケンはバックステップ。

判定は3-0で2、3Rで攻勢に立ったホルツケンが勝利した。

▼ONEストロー級(※56.7kg)5分3R
○デェダムロン・ソーアミュアイシルチョーク(タイ)
[2R 2分38秒 TKO] ※がぶりからヒザ
×ジェレミー・ミアド(フィリピン)

2018年3月以来の再戦。前戦ではミアドが1R1分29秒、ボクシング勝負で勝利している。

ともにオーソドックス構え。パンチで飛び込み、ニータップも見せて出入りするミアド。さらに跳びヒザも。デェダムロンは左ミドル、右ロー。さらに右ローもそこにはミアドがワンツー、右縦ヒジを入れる。デェダムロンは右ローを打つが、そこにパンチを合わせにいくミアド。踏み込んで左から右アッパーに繋ぐ。さらにミアドはダブルレッグテイクダウン。しかし、ハーフネルソンからスイープするデェダムロンは上からネッククランクを仕掛けるが、極めに至らず自ら外す。

2R、戻しの速い右ローをダブルで打つデェダムロン。しかし、蹴り足を掴むミアドはこかす。すぐ立つデェダムロンは右ロー! 右ストレート。前足を効かされたか、出入りが少なくなるミアド。右ローに崩されながら低いテイクダウンに入るが、がぶるデェダムロンはヒザ! 亀のままのミアドにがぶりからヒザを連打すると、しばらく見ていた島田レフェリーが試合を止めた。グラウンドでスイープ、さらにスタンドでも粘り強くローを効かせたデェダムロンが14歳若いミアドを相手にリヴェンジに成功!

▼ONE Super Seriesフライ級(※61.2kg)キックボクシング 3分3R
○ペッダム・ペッチンディーアカデミー(タイ)元ルンピニースタジアム認定バンタム級1位
[2R 0分35秒 KO]
×工藤政英(新宿レフティージム)RISEフェザー級王者

サメの着ぐるみで入場のペッダム。黄色に染めた髪には2つのハートマークが。工藤も厳しい表情でコールを受ける。リングでボクシンググローブでのキック戦。

1R、オーソからワンツーローは工藤。さらに右ローを連打。サウスポーのペッダムもカットし始める。さらに左ミドル! 2発で工藤の右わきを赤くさせる。工藤は右ボディから入る。さらに左ロー! いきなり左ストレートはペッダム。しかし工藤も左フック右フック、ローと連打をガード上にまとめる。ペッダムは左ミドルを工藤の腕に当て続ける。

2R、早々に詰めてきたペッダムは首相撲ヒザ。工藤の右に強烈な左ミドルをヒット! 下がる工藤をコーナーに詰め、工藤の左にワンツーの左ストレート! ダウンする工藤は立とうとするが効かされファイティングポーズは取れず。シントンノーイに続く強豪相手に、連敗となった。

▼バンタム級(※65.8kg)キックボクシング
○ジャン・チェンロン(中国)
[判定2-1]
×コン・サンボ(カンボジア)

ともにサウスポーから。サンボは左ミドルをヒット。その左ミドルにチェンロンは左ストレートを合わせる。サンボはオーソにスイッチする。左ミドル、左ストレートで圧力をかけるのはチェンロン。組めば左ヒザも。サンボも左ミドル当て距離を取るが……判定は2-1でチェンロンが勝利した。

▼ライト級(77.1kg)キックボクシング 3分3R
○レヒアン・エルソル(オランダ)
[2R 1分03秒 KO] ※右フック
×アンソニー・ンジョカーニ(米国)

リングでのオープンフィンガーグローブでのキック戦。1R、ジャブロー左ミドルのエルソル。ンジョカーニは蹴り足を掴んでこかす。2R、ンジョカーニをロープに詰めたエルソルはシャープな右フックを効かせると首相撲からヒザ、さらに右フックでKO! 10月にアンディ・サワーにスプリット判定勝利しているンジョカーニをKOで破ったエルソルは、「(次の相手は?)誰でもいいです。押忍」と語った。

▼ONE女子ストロー級(※56.7kg)5分3R
○三浦彩佳(TRIBE TOKYO M.M.A)
[1R 1分13秒 アームロック]※スカーフホールド アームロック

×ラウラ・バリン(アルゼンチン)

1R、オーソドックス構えの三浦にサウスポーのバリン。左で脇を差し押し込むと、バリンの左腕を引き手に払い腰でテイクダウン! バリンの左腕を両足に挟み、スカーフホールド(袈裟固め&アメリカーナ)でタップを奪った。

すぐにリングサイドの長南亮氏にハグし、涙を流す三浦。勝者コールにも涙。リング上で「なぜそんなに感情的になったのか?」とインタビューを受けると「試合前に検査にひっかかってギリギリまで出られるかわからなくて……長南さんにも迷惑をかけて、やっと試合に出られて大事な試合に勝てて嬉しくて泣いてしまいました」と涙の理由を語り、

さらに「(首投げからのテイクダウンは)プラン通りでいつもこの形でしか勝ててないです(苦笑)。3月、ONEが日本大会ですごいカードが用意されています。日本大会の応援もお願いします」と最後は笑顔で語った。

▼ONEバンタム級(※65.8kg)5分3R
○今成正和(日本/Team ROKEN/今成柔術)
[1R 0分53秒 ヒールフック]

×クォン・ウォンイル(韓国)

リングでのMMA。1R、ともにオーソドックスからイマナリロールにトライする今成。2度切られるが、ウォンイルの右ローキックの打ち終わりに右足首を掴んでテイクダウンすると、すぐに足を深くセット。内ヒールフックでタップを奪った。今成は2018年10月の前戦ラディーム・ラーマン戦の腕十字に続く一本勝ち。

▼フライ級(※61.2kg)5分3R
○ルディ・アグスティアン(インドネシア)
[1R 3分14秒 リアネイキドチョーク]
×コン・シチャン(カンボジア)

【中止】ONE女子アトム級(※52.2kg)5分3R
V.V Mei(RIKI GYM/和術慧舟會GODS/HybridFighter/Team Teppen)
メン・ボー(中国)※メン・ボーが怪我で欠場。試合中止に。

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