▼第5試合 ミドル級(-70kg)3分3R延長1R
×宮城寛克(赤雲會/同級7位、TENKAICHI元ウェルター級&ミドル級王者)
判定0-3 ※27-30×2、26-30
○森田崇文(フリー/第3代RISEミドル級王者)
沖縄在住の宮城は琉球空手をバックボーンに持ち、沖縄TENKAICHIのウェルター級とミドル級で二階級制覇。2020年7月に中村寛に判定勝利、続いて参戦した10月横浜大会でベイノアにKO負けを喫したが、再起戦となった2021年4月には元ZST王者の森興二と対戦。1R中盤にダウンを奪われるも、逆転KO勝利を収めた。さらに11月に地元沖縄で開催されたRIZINでは初回KO勝ちを飾っている。戦績は8勝(3KO)8敗2分。
森田はレスリング出身で、RISEアマチュア大会で優勝を収めて2009年4月にプロデビュー。連勝を重ねて2011年7月には第3代RISEミドル級王座に就いた。2011年9月にはK-1 WORLD MAXで行われた-70kgトーナメントに出場。第3位の成績を収めたが、一度引退して2018年2月に復帰。そこからは2勝3敗と黒星が先行している。前戦は2020年11月で、今回が1年4カ月ぶりの試合。戦績は14勝(8KO)4敗1分。
1R、両者勢いよくコーナーを飛び出し、森田は力強い左ミドルと前蹴り。宮城は右ストレートで森田を吹っ飛ばすが、森田はすぐに前へ出て左ミドル、前蹴り、ヒザと蹴りまくる。宮城は蹴りを受ける場面が多いが、右ローを蹴って機を見て右のパンチを繰り出していく。ブロックの上からでも構わず連打してハイを蹴る森田。
2Rもガムシャラな連打から左ミドル、前蹴り、ヒザと豪快に攻める森田。宮城は左インローを蹴って右フックで森田をヒヤッとさせる。それでもガムシャラに手を出す森田。左ミドルの連打、前蹴り、そしてガードの上からパンチの連打と攻めまくる森田に宮城は手が出ない。
3Rもガムシャラに手数を出して左ミドルを蹴る森田。宮城も右を返すが、森田の手数の多さに防御が多くなる。宮城はホールディングを多用してレッドカードの減点1。最後まで休まず攻め続けた森田がミドル級ランカーを降した。