キックボクシング
レポート

【RISE】梅井泰成が新王者に輝いてMMA挑戦を表明、復帰戦勝利の大﨑一貴が吉成名高戦をアピール、ウェルター級は中野椋太が勝ち上がり、大﨑孔稀が復活勝利で6日後の試合を志願

2022/03/27 20:03

▼セミファイナル SuperFight! スーパーフライ級(-53kg)3分3R延長1R
○大﨑一貴(OISHI GYM/RISEスーパーフライ級王者)
判定2-0 ※30-29、30-30、30-29
×田渕神太(拳聖塾/MA日本バンタム級王者、第2代アクセルバンタム級王者)


 大﨑はタイ・ルンピニースタジアムで8連続KO勝利を飾り、同スタジアム王座に挑戦したこともある。2018年には「KING OF KNOCK OUT初代フライ級(51kg)王座決定トーナメント」で準優勝。RISEには2020年2月に初参戦し、9月に田丸辰を破ってスーパーフライ級王座を奪取。2021年7月に開幕した「RISE DEAD or ALIVE 2021 -53kgトーナメント」では1回戦で石井一成を破って優勝が期待されるも、右足関節外果骨折で準決勝を欠場した。今回が復帰戦。戦績は33勝(17KO)5敗2分1無効試合。


 田渕は空手とキックボクシングを並行して行う二刀流で、2020年12月にACCELバンタム級王座の初防衛に成功すると、2021年3月のHOOST CUPではOISHI GYMのルーキー・HΛLを判定で下している。戦う場所や相手を選ばず、4月はRISEでRISEフェザー級王者・工藤政英に判定負け、7月は修斗大会内で行われた「CKC2021-54kgトーナメント」で準決勝に進出するも、優勝した寺山遼冴に判定負け。11月のRISEでは大森隆之介に判定負けとなったが、今年2月13日にMA日本バンタム級王座を獲得した。戦績は22勝(4KO)12敗2分。これまでフェザー級、バンタム級で戦っていたが、今回はスーパーフライ級での参戦となる。


 1R、ジャブ&左フックで前手のパンチを多用する田淵に大崎は右カーフと左インロー。田渕は左右に動くが大崎はサイドステップでどちらにもついてきて正面に辰。田渕も右カーフを蹴り返してカーフの蹴り合い。大崎は距離を詰めて左ボディから左フックのダブルを見舞う。大崎は左フックから入って右アッパー、もう一度左フックと単発には終わらずコンビネーションでパンチを当てていった。


 2Rになると大崎は入り込んでのヒザ蹴りを突き刺し、右ローを蹴っていく。田渕も右カーフとジャブ。アッパー、フック、ストレートとコンビネーションを回転させる大崎に田渕はパンチをもらいながらも前へ出てくる。


 3R、田渕が前へ出て左右フックをガードの上からでも打っていく、大崎は右カーフを蹴って左フックのダブル。コンビネーションを回転させる大崎だが田渕は怯まず前へ出て打ち合い、最後は大崎がパンチをまとめていったがKOはならなかった。


 大崎はマイクを持つと「前回試合が7月のトーナメントで、1回戦で勝ったんですけれ怪我をしてしまって出られなくて。怪我は問題なくやっと復帰することが出来て試合を見てもらえて嬉しいです」と復帰の挨拶をすると「勝ったので6月のビッグイベントで吉成名高選手とぜひやりたいのでよろしくお願いします」とアピールした。

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