▼女子フライ級 5分3R
〇プリシラ・カショエイラ(ブラジル)11勝4敗(UFC3勝4敗)125lbs/56.70kg
[判定3-0] ※29-28×3
×キム・ジヨン(韓国)9勝5敗(UFC3勝5敗)126lbs/57.15kg
女子フライ級でDEEP JEWELSバンタム級王者のキム・ジヨンが登場。UFCでは2戦目からフライ級に落とし、3勝3敗。2020年にアレクサ・グラッソに判定負け後、2021年9月にモリー・マッキャンに判定負けで2連敗中。
対するカショエイラはブラジルで8連勝後にUFC入り。初戦でヴァレンティーナ・シェフチェンコにリアネイキドチョークで一本負け後、モリー・マッキャンに判定負け、ルアナ・カロリーナに判定負けで3連敗も、2020年2月にシャナ・ドブソンにアッパーで40秒KO勝ち。5月にジナ・マザニーも2R KOに降すも、2021年12月のジリアン・ロバートソン戦で1R リアネイキドチョークで一本負けしている。
1R、ともにオーソドックス構え。ジャブ&ローで攻めるジヨン。打たれ強いカショエイラは右オーバーハンドを強振するが大振り。しかしダブルレッグテイクダウンを決める。
2R、カショエイラはワンツーからアッパーも、ジヨンも右フックの打ち返し。打たれながらも前に出るカショエイラは回転を上げ、飛び込んで右から左、さらに右を打ち込むと、ジヨンはジャブ、ワンツーで反撃する。
3R、回転を上げて左右でジヨンを後退させるカショエイラ! ジヨンはケージを背にしながらも左を当ててサークリング。一瞬、動きが止まったカショエイラを詰めるジヨンは右アッパー! スタミナ厳しいか、カショエイラは手数が減るとジヨンが前に。
ジャブの刺し合い、互いに右フックを当てると、ジャブを突くジヨンにカショエイラは右オーバーハンド! 右目下を腫らし消耗しているカショエイラだが、右を当てると前へ。しかし押し戻すジヨンはワンツーの右が頬をとらえる! 左ジャブをもらいながらも右ヒジを振って追うカショエイラ!
#UFCVegas49 Official Result: Priscila Cachoeira (@PedritaUFC)(29-28, 29-28, 29-28) defeats Ji Yeon Kim by Unanimous Decision.
All #UFCVegas49 results ⤵️:— UFC News (@UFCNews) February 27, 2022
右ヒジの連打で前に出て左縦ヒジも。さらに左手で首を掴んでの右ヒジと鬼気迫る攻撃。残り1分も右ヒジを当てたカショエイラがついにジヨンをカットさせ、さらに左テンカオを2発! 圧力に下がりながらも打ち合うジヨン。
What a performance by these two ladies! 👏👏
— UFC (@ufc) February 27, 2022
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最後まで打ち合った2人の“ゾンビガール”はブザーに正座して互いにハグ。激闘の判定は3-0(29-28×3)でカショエイラが逆転勝ち。雄たけびを上げて、セコンドと涙のハグをかわした。
「自信を持って試合に臨んだ。チームがついていてくれるから仕事を果たすだけだった」と勝利を語ったカショエイラは試合後、紫帯を腰に巻かれた。