キックボクシング
レポート

【RISE】鈴木真彦が猛攻で初回KO、2度目の防衛成功で志朗にリベンジ宣言

2022/01/23 22:01

▼第5試合 フェザー級(-57.5kg)3分3R
〇戸井田大輝(戸井田ジム/MA日本スーパーバンタム級王者)
判定3-0 ※30-28×3
×HAYATO(CRAZY WOLF)


 戸井田はフルパワーのロー&ミドル、構えを左右にスイッチして放つ回転力のあるパンチ連打が目立つスタイルで、2019年9月に7戦無敗のままMA日本スーパーバンタム級王座を戴冠。RISE初登場となった2020年8月の良星戦では、両者足を止めての打ち合いで激闘を演じたが、良星のカーフキックに苦しめられフルマークの判定負けを喫した。


 2021年6月の2度目の参戦では、拳剛を相手に唸り声をあげながら前へ前へと出て、打たれようが倒されようが眼を見開いて向かって行く闘志全開の戦いぶりで判定負けも大きなインパクトを残した。8月に 『Bigbang』で戸塚昌司を破り連敗をストップさせ、今回は階級を上げての参戦


 対するHAYATOは士道館世界大会でグローブ空手と士道館空手の二部門を制した世界二冠王の19歳。前戦のDEEP☆KICK58では元RKSライト級王者のYU-YAを1R1分 39秒でリングに沈めている。


 1R、HAYATOは速い攻撃を上下に散らして技の種類も多彩。対する戸井田は強引に距離を詰めてのパンチ主体。ボディからのフックを決める戸井田だが、HAYATOはよく見て戸井田のパンチをかわしていくとジャブや右ローをしっかり当てていく。


 2Rも攻撃をしっかりと散らしていくHAYATOは、右カーフを狙い撃ち。これが効いた素振りを見せた戸井田だったが、ここからが戸井田の真骨頂だ。強引に前へ詰めていき、カーフをもらってもパンチを当てに行く。ジャブ、左フックでHAYATOを捉える。


 3R、戸井田はどんどん距離を詰めてパンチを打ちに行き、HAYATOはカーフを蹴る。HAYATOをコーナーへ詰めた戸井田はまさに殴りつけるような連打。HAYATOも体勢を入れ替えると右を見舞う。前へ出る戸井田は左フックもヒットさせ、終盤にはノーガードとなって“来い”と挑発。最後は両者とも声を上げながらの殴り合いとなり、ビッグヒットを何度か奪った戸井田の判定勝ちとなった。

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