キックボクシング
レポート

【RISE】鈴木真彦が猛攻で初回KO、2度目の防衛成功で志朗にリベンジ宣言

2022/01/23 22:01

▼第6試合 フライ級(-51.5kg)3分3R
×数島大陸(及川道場/第30回全日本新空手道選手権大会 K-3GRAND PRIX 2019軽軽量級優勝)
判定0-3 ※28-30×3
〇空龍(空修会館)


 数島は第30回全日本新空手道選手権大会K-3GRAND PRIX 2019軽軽量級優勝、JAPAN CUP 2017 K-3選抜トーナメント-45kg級優勝の実績を持ち、昨年9月のRISE新宿FACE大会でプロデビュー。7月大会で急遽代打出場にも関わらず元ラジャダムナンスタジアム認定ミニフライ級王者の竜哉・エイワスポーツジムからダウンを奪って引き分けて一気に名を挙げた。その後は星久保将城に判定勝ち、平野翼に初回KO勝ち、11月には再び急遽代打出場に名乗りをあげてNJKFバンタム級暫定王者・甲斐元太郎に2RでKO勝ちする離れ業を演じた。戦績を6勝(4KO)無敗2分とした。


 空龍はジュニアキック出身で高いレベルのテクニックを持つ広島在住の選手。9月の『KNOCK OUT』で初代KNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級王座決定トーナメントに出場し、1回戦で花岡竜に判定負けして9戦目にして初黒星を付けられたが、11月にはDEEP☆KICK-51kg初代王座決定トーナメントで決勝戦進出を決めた。


 1R、両者サウスポー。空龍は前蹴りとハイキックを混ぜながら細かい連打を見せる。数島は1Rは様子見か、ローを蹴りつつガードをしっかりして手数は少な目だった。


 2R、空龍は前蹴り、左ミドル、右インローと多彩な蹴り技をスピーディーに繰り出し、数島を近付けさせない。さらに動き回る空龍に数島のパンチは空を切る。空龍も蹴りから連打を見せ、数島が打ち合うと左ストレートをヒットさせて数島は大きくバランスを崩した。


 3R、空龍は後ろ蹴りや顔面前蹴りなど多彩な足技で数島を突き放し、ジャブもしっかり当てて数島が打ち合いに来ると蹴りで迎え撃つ。スピードのある蹴りを次々と決めて、意表を突くようなパンチ、そしてまた蹴りとリズミカルに次々技を繰り出す空龍に、数島はなかなかパンチのコンビネーションをつなぐことが出来ず手が出せない。


 フライ級らしいスピードとテクニックを見せつけた空龍が、初参戦にして数島の連勝をストップした。

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