▼セミファイナル フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1R
×竹内将生(エイワスポーツジム/同級1位)
判定0-3 ※28-29×2、29-30
〇平野凌我(MTS/同級7位)
竹内はBigbangフェザー級王座、MA日本スーパーバンタム級王座などを獲得してきたムエタイスタイルのファイターだが、RISEルールにも適応。DEEP☆KICK暫定王者の宮崎就斗からパンチでダウンを奪い判定勝利を収めると、今年1月のRISEフェザー級次期王者挑戦者決定戦では門口佳佑に判定勝ち。7月には王者・工藤政英に挑戦し、1Rにダウンを奪うも工藤の逆襲に3度ダウンを奪われてKO負けしたが、大きなインパクトを残した。9月にはホームリングの『BOM』で元RISEランカーの佐野貴信を破り、BOMフェザー級(57.15kg)王座決定トーナメント決勝戦を制して新たなベルトを手にしている。戦績は24勝(6KO)14敗2分。
平野は英雄伝説アジアトーナメント3位に輝いたことのある岡山の実力者で、戦績は9勝(3KO)4敗1分。7月大会ではYU-YAを失神させ担架に乗せる戦慄の初回KO勝ちを収め、10月大会でもSB日本フェザー級1位・手塚翔太を2R1分52秒でKOしている。
フェザー級は工藤政英が引退のため王座返上、空位となっているため2022年の新王者誕生へ向けて重要な一戦となった。
1R、序盤はローの蹴り合いで平野はカーフも蹴る。竹内は左ミドルを蹴り、そのミドルをフェイントにして左フックを打つ。両者ともこのラウンドは慎重な出足となった。
2R、平野は距離を詰めて左右フックを繰り出すが、竹内は巧みにかわしてヒットを許さない。逆に竹内は左ミドルを蹴り、それをフェイントに左フックを当てる。さらにヒザ蹴り。竹内の長い距離での攻撃が目立ち始めた。
3R、平野は一気に距離を詰めて左右フックを打っていく。竹内はこれに対してホールディングが目立ってしまいイエローカード。どんどん詰めてくる平野に竹内も右フック、テンカオで対抗するもどうしても組んでしまう。そして試合終了直前、竹内は首相撲からのヒザ蹴りを2度放ってしまい痛い減点に。